Chromeのフォントが突然変わった！元に戻す方法はココにある
結論：Chromeのフォントが突然変わる原因は、主に「設定の変更」「拡張機能の影響」「OSのフォント異常」「Chromeアップデートによる仕様変更」などです。順を追って原因を特定し、設定を戻す・拡張機能を無効化する・キャッシュを削除するなどの方法で、元の状態に戻すことが可能です。
なぜChromeのフォントが変わるのか？その代表的な原因とは
Chromeを開いたとき、「なんだか文字がいつもと違う」「全体的に読みにくい」と感じたことはありませんか？それは、フォント設定が意図せず変わっている可能性があります。以下はよくある原因です：
- Chromeの内部設定が変更された（自分で操作した覚えがなくても、誤クリックや外部ソフトの影響で変更されることがあります）
- インストールしている拡張機能がCSSやスタイルに干渉している
- PCのフォントファイルが破損・削除された（特にWindowsアップデート後に多い）
- Chromeのアップデートにより表示仕様が変更された
- OS全体のフォント設定に影響が出ている（特にMacユーザーで多発）
これらは放置しておくと、他のアプリやウェブサイト表示にも悪影響が及ぶことがあるため、早めの対処が重要です。
まず確認すべき！Chromeのフォント設定の見直し
基本設定の確認手順
- Chrome右上の「︙」アイコンをクリックし、「設定」を開く
- 「外観」セクションまでスクロール
- 「フォントをカスタマイズ」をクリック
- 各種フォント（標準・セリフ・サンセリフ・固定幅など）をチェック
- 以下のようなフォントを設定すると読みやすくなります：
- 標準フォント：
MS Pゴシック、Arial、Yu Gothic UI - セリフ体：
Times New Roman、Georgia - サンセリフ体：
Arial、Helvetica - 固定幅フォント：
Courier New
- 標準フォント：
もしフォントが意図しないものに変更されていた場合、ここで正しいフォントに戻しましょう。
拡張機能が原因かも？干渉している機能を特定する方法
Chromeの「拡張機能」は非常に便利ですが、中にはWebページのCSSやフォントスタイルを変更してしまうものもあります。以下の手順でチェックしてみましょう。
- Chromeのアドレスバーに
chrome://extensionsと入力しEnter - 拡張機能の一覧が表示されるので、すべてのスイッチを「オフ」にしてみる
- その状態でChromeを再起動して、フォントが元に戻るか確認
- 戻った場合は、1つずつ拡張機能を「オン」にしながら、どれが原因かを特定
フォントに影響を与える拡張機能の例
- Dark Reader（ダークモードに変換する拡張）
- Stylus（カスタムCSSを適用する拡張）
- Reader Mode系の拡張
便利な拡張機能でも、表示スタイルに影響を与えるものは注意が必要です。
Windowsでの対処法：システムフォントの確認と修復
フォントの削除や破損の確認手順
- 「スタート」メニュー →「設定」→「個人用設定」→「フォント」
- フォント一覧から、異常・警告が出ているフォントがないか確認
- 不具合があるフォントは削除し、必要に応じて再インストール
フォントキャッシュのクリア方法（Windows）
Windowsではフォントのキャッシュが破損すると、Chromeや他のアプリに影響を与えることがあります。以下の手順でキャッシュを削除しましょう：
- 「サービス」アプリを開く（
services.msc） - 「Windows Font Cache Service」を停止
C:\Windows\ServiceProfiles\LocalService\AppData\Local\FontCacheフォルダ内のファイルを削除- PCを再起動
※注意：誤操作するとシステムに悪影響が出る可能性があるので、操作に自信がない方は専門家に相談するか、復元ポイントを作成してから行いましょう。
Macユーザー向け：Font Bookを使ったチェック方法
macOSにも標準で「Font Book（フォントブック）」というフォント管理アプリがあり、フォントのエラーや重複を簡単にチェックできます。
Font Bookでの操作手順
- 「アプリケーション」→「Font Book」を開く
- 表示されているフォントを右クリックし、「フォントの検証」を実行
- 「重複」や「エラー」が表示されたフォントは削除または無効化
- その後、Chromeを再起動して表示を確認
MacでもChromeのフォントはOSのフォント設定に強く影響されます。定期的なチェックをおすすめします。
Chromeのアップデートが原因の可能性もある
Chromeは自動で頻繁に更新されており、バージョンアップの際にフォントレンダリングの方式が変わることもあります。
現在のChromeバージョンを確認する方法
- Chromeの右上「︙」メニュー →「設定」→「Chromeについて」
- ここで現在のバージョンを確認
- バージョンアップ直後にフォントの違和感を感じた場合は、リリースノートを確認
過去に報告されている不具合などは、GoogleのサポートフォーラムやRedditなどでも話題になることがあります。
まとめ：まずは「設定」と「拡張機能」を疑おう
Chromeのフォントが突然変わると驚きますが、多くの場合は以下の手順で解決できます：
- Chromeのフォント設定を確認・変更
- 拡張機能の無効化で干渉をチェック
- OS（Windows/Mac）のフォント設定を見直す
- フォントキャッシュをクリア
- Chromeのアップデートによる仕様変更を確認
順を追って対応すれば、必ず元の読みやすいフォントに戻すことができます。
一度設定を確認した後は、同じトラブルを防ぐためにも、拡張機能の定期的な見直しや、フォント管理ソフトの導入も検討してみてください。
Chromeの使い心地が元通りになれば、きっとWeb閲覧のストレスも減るはずです！
