ホテルのベッドに枕が2つ、3つと並んでいると、「1人なのに、こんなに必要なのかな」と少し迷ってしまいますよね。
せっかくなら快適に眠りたいけれど、どれを使えばよいのか、余った枕はどこに置くのがよいのか分からない方もいるかもしれません。
ホテルに枕が複数用意されているのは、宿泊する人が自分に合う寝心地を選びやすくするためです。
枕は1つだけ使っても、重ねても大丈夫なので、首や肩まわりが自然に楽だと感じる形を探してみてください。
この記事では、ホテルに枕が複数ある理由から、自分に合った使い方、使わない枕の置き場所、枕が合わないときの相談方法まで分かりやすく紹介します。
次にホテルへ泊まるとき、ベッドまわりをもっと心地よく使えるようになりますよ。
この記事でわかること
- ホテルに枕が複数用意されている理由
- 1つだけ使う・重ねて使うときの選び方
- 余った枕を背もたれや抱き枕として活用する方法
- 枕が合わないときにフロントへ相談するポイント
ホテルに枕が複数あるのは寝心地の選択肢と快適な滞在を提供するため

ホテルに枕が複数あるのは、宿泊する人それぞれが好みに近い寝心地を選びやすくするためです。
加えて、ベッドまわりをふっくら整えて、ゆったりした印象と特別感を演出する役割もあります。
同じ客室でも体格や寝る姿勢、普段使っている枕の感覚は異なるため、枕の数には快適な滞在への配慮が込められています。
1人用の客室に2つあるのは高さや硬さを選べるようにする配慮
1人で泊まる客室に枕が2つ置かれている場合は、高さや硬さの感じ方に個人差があることを考えた配慮のひとつです。
ふんわり沈み込む枕が落ち着く人もいれば、ある程度の反発がある枕のほうが好みに合う人もいます。
また、同じ素材に見えても、中材の量や厚みの違いによって首元の感覚が変わることがあります。
| 感じ方の違い | 好まれやすい傾向 |
|---|---|
| 低めでやわらかい感触 | 頭を包まれるような感覚を好む場合 |
| 高めでしっかりした感触 | 首元に安定感を求める場合 |
| ほどよい厚みと弾力 | 普段と大きく変わらない感覚を選びたい場合 |
客室によっては、見た目は似ていても微妙に感触の異なる枕をそろえていることがあります。
「どちらが自分に合うかな」と選べる余地があることが、枕を複数用意する大きな理由です。
もちろん、ホテルの方針や客室タイプによっては、2つの枕が同じ仕様で置かれていることもあります。
その場合でも、急な宿泊や慣れない環境でもくつろぎやすいよう、寝具をゆとりある形で整えていると考えられます。
ダブルベッドの4つの枕は宿泊人数と使い分けを想定したもの
ダブルベッドに4つの枕が並んでいるのは、主に2人で利用する場面を想定しているためです。
1人あたり2つ分の枕があると考えると、同行者同士でもそれぞれの好みに近いものを選びやすくなります。
予約時点では1人利用か2人利用かが変わることもあるため、あらかじめ余裕を持たせた寝具の準備はホテルにとって自然な設えです。
また、ダブルベッドは幅が広いため、枕が2つだけだとベッド全体が少し寂しく見える場合があります。
4つの枕をバランスよく配置することで、複数人で泊まる客室としての整った印象もつくれます。
- 2人それぞれが好みに近い感触を選びやすい
- 予約人数が変わる場合にも対応しやすい
- 幅のあるベッドを美しく見せやすい
ただし、4つすべてが就寝用とは限らず、客室によっては寝具の見栄えを整えるためのクッション性のある枕が含まれることもあります。
枕の種類や数はホテルごとに異なるため、数が多いほど特別な意味があると決めつける必要はありません。
枕を並べることでベッドに立体感と高級感を演出できる
複数の枕には、ベッドをきれいに見せるインテリアとしての役割もあります。
白いシーツの上に枕を整然と並べると、ベッドの輪郭がはっきりし、清潔感のある立体的な印象が生まれます。
特に枕を縦や横にそろえたり、大きさの異なるものを組み合わせたりすると、客室全体が整って見えやすくなります。
ホテルの客室では、入室した瞬間に「休めそう」と感じられる雰囲気づくりも大切にされています。
枕がふっくら並んだベッドは、視覚的にもやわらかく、日常から少し離れたような気分を高めてくれます。
つまり、ホテルの枕が複数ある理由は、単に寝具を多く置いているからではありません。
寝心地を選ぶための実用性と、心地よい客室をつくる見た目の工夫の両方が関係しているのです。
複数の枕は片方だけでも重ねても使える

ホテルに置かれた複数の枕は、すべてを使わなければならないわけではありません。
自分に合う1つだけを選んでもよいですし、高さが足りないと感じるときは2つを重ねて使うこともできます。
大切なのは枕の数ではなく、横になったときに首や肩まわりが自然に楽だと感じられる組み合わせを見つけることです。
硬い枕と柔らかい枕は好みの寝姿勢に合わせて選ぶ
同じベッドに複数の枕がある場合、触ったときの硬さや沈み込み方が異なることがあります。
これは、宿泊する人によって好みの寝姿勢や心地よいと感じる支え方が違うためです。
たとえば、仰向けで眠る人は、頭が深く沈み込みすぎず、首のすき間をほどよく支えられる枕を選ぶと落ち着きやすいです。
横向きで眠る人は、肩幅によって頭とマットレスの間にすき間ができやすいため、ある程度の高さや弾力を感じる枕が合う場合があります。
一方で、うつ伏せに近い姿勢が好きな人は、厚みのある枕よりも、やわらかく低めに感じる枕のほうが使いやすいことがあります。
| 寝る姿勢の目安 | 選びやすい枕の傾向 |
|---|---|
| 仰向け | 首元を支えつつ、頭が上がりすぎにくいもの |
| 横向き | 肩とのすき間を埋めやすい、やや高さのあるもの |
| うつ伏せに近い姿勢 | 圧迫感が少なく、低めでやわらかく感じるもの |
ただし、心地よい硬さや高さには個人差があるため、姿勢だけで決める必要はありません。
実際に数分横になり、呼吸のしやすさや首の力の入り具合で選ぶと、自分に合う枕を判断しやすくなります。
高さや素材が異なる枕には寝心地を調整する役割がある
複数の枕は、硬さだけでなく、高さや中材の感触を選べるように用意されていることもあります。
ふんわりした枕は包まれるような感触を得やすく、しっかりした枕は頭の位置が安定しやすい傾向があります。
また、見た目は似ていても、片方は厚みがあり、もう片方は少し薄いという組み合わせもあります。
このような違いがあると、その日の疲れ方や寝る向きに合わせて、寝心地を細かく調整できます。
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首元をしっかり支えたい日は、弾力を感じる枕を選ぶ。
-
やわらかい寝心地が好みなら、ふくらみのある枕を1つ使う。
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少しだけ高さを足したいときは、薄めの枕を下にして調整する。
-
頭の位置が高く感じるときは、重ねずに低いほうの枕だけを使う。
枕を選ぶ際は、手で押した感触だけではなく、実際にベッドに横になって確かめるのがおすすめです。
マットレスのやわらかさによって体の沈み方も変わるため、枕単体ではちょうどよく見えても、寝てみると高く感じることがあります。
頭だけでなく、首から背中までがなだらかにつながる感覚を目安にすると、選びやすくなります。
2つ重ねる場合は首や肩に負担を感じにくい高さに整える
2つの枕を重ねる使い方は、普段より少し高めの枕で休みたいときに便利です。
ただし、厚みのある枕をそのまま重ねると、頭が上がりすぎて首まわりが落ち着かなくなることがあります。
重ねるなら、まずは薄い枕ややわらかい枕を下に置き、その上に使いたい枕をのせる方法から試してみてください。
下の枕を土台にすると高さを足しやすく、上の枕の感触も選びやすくなります。
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最初に、好みの枕を1つだけ使って横になる。
-
高さが足りないと感じた場合だけ、もう1つを下に重ねる。
-
仰向けと横向きの両方を試し、首や肩に力が入らないか確認する。
-
高すぎると感じたら、下の枕をずらすか、1つだけの使用に戻す。
確認するときは、あごが胸側へ強く引かれる感じや、首が反りすぎる感じがないかを見てみましょう。
「高いほうが安心」と感じても、首が緊張するなら重ねすぎの可能性があります。
また、横向きになったときに肩が押し込まれて窮屈に感じる場合も、高さや硬さを見直す目安になります。
ホテルの枕は自由に組み合わせられることが多いため、最初から正解を決めず、短時間ずつ試しながら自分が休みやすい形に整えてみてください。
余った枕は背もたれや抱き枕として活用できる
使わない枕は、寝るときだけでなく、ベッドの上でくつろぐ時間にも活用できます。
背中や腰を支えるクッション代わりにしたり、横向きのときに抱えたりすると、姿勢を整えやすくなります。
ホテルの客室ではベッドで読書をしたり、動画を見たりすることも多いため、余った枕を手元に置いておくと便利です。
ただし、無理に身体を高くしたり、窮屈な姿勢を続けたりせず、自分が楽に感じる位置へこまめに動かすことを意識してみてください。
読書やテレビを見るときは背中や腰を支える
ベッドの上で上体を起こして過ごすときは、余った枕を背中側に置くと、壁やヘッドボードにもたれやすくなります。
背中に直接硬い部分が当たりにくくなるため、読書やテレビを見る時間をゆったり過ごしたいときに向いています。
枕を使う位置は、背中全体を支えたいのか、腰まわりだけを補いたいのかで変えてみましょう。
| 置く場所 | 使いやすい場面 | 整え方の目安 |
|---|---|---|
| 背中の上側 | ヘッドボードにもたれて本を読むとき | 肩がすくまない程度に、背中と壁のすき間を埋める |
| 腰の後ろ | 少しだけ上体を起こして過ごすとき | 腰が反りすぎない位置に軽く当てる |
| ひじの下 | スマートフォンや本を持つとき | 腕を預けて、手元の高さを無理なく調整する |
背中に置く枕は、中央に1つだけ置く方法のほか、左右に少し広げて置く方法もあります。
体格やベッドの幅によって安定しやすい形が違うので、数分座ってみて落ち着く位置を探すのがおすすめです。
特に、枕を何枚も重ねて深く沈み込む状態にすると、顔が下を向きやすくなることがあります。
首を前に出さず、目線を自然に保てる高さを目安に、必要以上に重ねないようにしましょう。
- 背中を預けたときに肩へ力が入りすぎないか
- 腰だけが浮いたり、反りすぎたりしていないか
- 本や画面を見るために首を大きく曲げていないか
- 長く座るなら、ときどき枕の位置を変えられるか
横向きで休むときは抱き枕や身体を支える補助枕にする
横向きでベッドに入るときは、余った枕を腕で抱えるように使うと、胸元や腕の置き場をつくれます。
何も抱えずに横向きになるよりも、上側の腕を預ける場所ができるため、姿勢が定まりやすいと感じる人もいます。
抱き枕のように使う場合は、枕を胸の前に置き、両腕で軽く抱えるだけで十分です。
厚みが気になるときは、枕の端を抱えるようにすると、身体との距離を調整しやすくなります。
また、横向きで休む際に、枕をひざの間や足の前に置く使い方もあります。
脚が重ならない位置をつくりたいときや、身体を少し安定させたいときの補助として取り入れやすい方法です。
ただし、ひざの間に挟んだ枕が厚すぎると、かえって脚の位置が落ち着かないこともあります。
「支えがあると楽」くらいの軽い感覚を基準にし、違和感があれば位置をずらしたり、抱えるだけの使い方に変えたりしてみてください。
- 横向きになり、胸の前に余った枕を置きます。
- 上側の腕を枕に軽く預け、肩まわりが自然に落ち着くか確認します。
- 必要なら枕を少し下げ、ひざや太ももの前にも触れる位置へ調整します。
- 腕、腰、脚のどこかが窮屈に感じたら、枕を抱える強さや位置を変えます。
余った枕は、決まった用途に使わなければならないものではありません。
ベッドで過ごす姿勢に合わせて動かしてみると、自分にとってくつろぎやすい客室の使い方が見つけやすくなります。
使わない枕は床を避けて清潔な場所に置く

使わない枕は、床に直接置かず、ベッドの端や室内の清潔なスペースへ移すのが基本です。
寝具をきれいな状態で保ちやすく、再び使いたくなったときにも気持ちよく使えます。
置き場所に迷う場合は、無理に自分で判断せず、ホテルスタッフへ確認すると安心です。
客室に枕が複数用意されていると、就寝時には使わないものが出てくることがあります。
そのまま床へ置くと、靴裏や荷物の出し入れで生じるほこり、水分などが触れる可能性があります。
枕カバーが付いていても、寝るときに顔まわりへ使う寝具なので、できるだけ床から離しておくほうが心地よく過ごせます。
また、通路やベッド脇に枕を置くと、夜中に移動した際に足元へ触れたり、つまずきそうになったりすることもあります。
自分が使いやすい場所と、室内を歩きやすい状態の両方を考えて移動させるのがポイントです。
ベッドの端や空いている清潔なスペースに移す
もっとも手軽なのは、使わない枕をベッドの足元側や端へ寄せて置く方法です。
就寝中に落ちにくく、必要になればすぐ手に取れる位置に保てます。
ただし、寝返りが大きい人やベッドが狭く感じる人は、枕が身体に当たらない場所へ移しておくとよいでしょう。
客室内に荷物台、ソファ、ベンチなどがあり、表面が乾いていて清潔に見える場合は、そこへ置く方法もあります。
衣類やバッグの上に重ねるよりも、枕だけを安定して置ける場所を選ぶと扱いやすいです。
飲み物、食べ物、濡れたタオルの近くは、うっかり汚れや水分が付くことがあるため避けましょう。
| 置き場所 | 向いている場面 | 確認したいこと |
|---|---|---|
| ベッドの足元側 | 夜中に使う可能性があるとき | 寝返りの邪魔にならないか |
| ベッドの端 | ベッドに十分な広さがあるとき | 落下しにくい位置か |
| 荷物台やベンチ | 就寝時はベッドを広く使いたいとき | 表面が乾いていて物が置かれていないか |
| ソファの座面 | 室内でくつろぐ時間が長いとき | 飲食物や上着がないか |
置く前には、枕を持ったまま客室を見渡し、通路をふさがず、荷物の出し入れにも影響しない場所を選ぶとスムーズです。
特に夜は照明を落とすこともあるため、ドア付近、ベッド脇の床、洗面所へ向かう動線には置かないほうが安心です。
枕を移したあとに「夜中に必要になるかもしれない」と思うなら、場所だけ覚えておくか、手の届きやすいベッドの端へ戻しておくとよいでしょう。
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床やスーツケースの上には直接置かない。
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濡れたものや飲食物の近くは避ける。
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夜間に歩く通路を空けておく。
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再び使う可能性があるなら、見つけやすい位置に置く。
置き場所に迷ったらホテルスタッフに確認する
客室のつくりによっては、ベッド以外に枕を置くのに適した場所が見つからないこともあります。
その場合は、フロントや客室係へ「使わない枕はどこに置いておくとよいですか」と尋ねてみてください。
ホテルごとの案内に従えば、客室の設備や清掃上の扱いに合った置き方を選びやすくなります。
連泊中で枕を使わないことがはっきりしている場合も、預かりや回収に対応できるか相談できることがあります。
ただし、対応内容はホテルや宿泊プランによって異なるため、希望があるときは丁寧に確認するのがよいでしょう。
「置く場所がないから床でよい」と考えず、ひとこと相談するだけで、客室をすっきり使いやすくできます。
使わない枕を清潔な場所へ移しておけば、ベッドまわりが整い、滞在中も落ち着いて過ごしやすくなります。
枕が合わないときは交換や追加貸し出しを相談できる

客室に用意された枕が高すぎる、低すぎる、または感触が好みに合わないときは、フロントへ交換や追加の貸し出しを相談してみるのがおすすめです。
すべてのホテルで対応できるとは限りませんが、予備の枕や種類の異なる枕を用意しているホテルもあります。
眠りに入りにくいまま我慢せず、気づいた時点で希望を伝えると、その日の休息を整えやすくなります。
フロントで希望する高さや硬さを伝える
枕を相談するときは、「合わないです」とだけ伝えるよりも、高さや硬さの好みを添えると案内がスムーズです。
たとえば、首元が浮くように感じるなら低めの枕を、沈み込みが気になるならしっかりした感触の枕を希望してみてください。
普段から使っている枕の特徴を思い出して伝えるのも、選ぶ際のヒントになります。
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「低めでやわらかい枕はありますか」と尋ねる。
-
「もう少し高さを出せる枕を追加できますか」と相談する。
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「羽毛以外の素材の枕はありますか」と確認する。
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「首元を支えやすいタイプを希望しています」と使用感を伝える。
電話でフロントへ連絡できる客室なら、ベッドに入る前に相談しておくと、夜間に何度も調整する手間を減らせます。
スタッフへ伝える内容に迷う場合は、「高め・低め」「やわらかめ・かため」のどちらを希望するかだけでも十分です。
対応できる枕の種類や数はホテルによって異なるため、希望どおりのものがない場合も、代わりの方法を案内してもらえることがあります。
ピローメニューがあるホテルでは素材や形から選べる
ホテルによっては、客室案内や館内の案内に「ピローメニュー」が用意されていることがあります。
ピローメニューとは、追加で選べる枕の素材や形、寝心地の目安などをまとめた案内のことです。
低反発のようにゆっくり沈むタイプ、そばがらのように粒感があるタイプ、首元を支える形のタイプなど、用意される内容はホテルごとにさまざまです。
| 確認したい項目 | 選ぶときの目安 |
|---|---|
| 高さ | 仰向けで首や肩まわりが落ち着く高さを選ぶ。 |
| 硬さ | ふんわりした感触が好みか、支えられる感触が好みかを考える。 |
| 素材 | 普段使い慣れている素材や、肌ざわりの好みに近いものを確認する。 |
| 形 | 首元のくぼみや両端の高さなど、寝姿勢に合いそうな形を選ぶ。 |
案内が客室内に見当たらなくても、フロントに尋ねると利用できる枕を教えてもらえる場合があります。
特に出張や旅行で翌朝の予定がある日は、自分に近い寝心地を早めに探しておくと、就寝前の気がかりを減らしやすいでしょう。
ただし、数に限りがあることもあるため、希望する枕がある場合は到着後に確認すると安心です。
貸し出しがない場合はタオルなどで無理のない範囲に調整する
交換用や追加用の枕がない場合は、客室にある清潔なタオルを使って、わずかに高さを調整する方法があります。
フェイスタオルを数回折り、枕の下や首元側に入れると、部分的に支えを足しやすくなります。
反対に枕が高く感じるときは、厚みのある部分を避けて頭の位置を少しずらすだけでも、感触が変わることがあります。
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まずはタオルを薄く折り、少ない厚みから試します。
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首元だけを少し支えたい場合は、細長く丸めて枕の下側へ入れます。
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横になり、肩や首に力が入りすぎていないかを確認します。
-
違和感があれば厚みを減らし、楽に感じる位置へ整えます。
タオルを重ねすぎると頭の位置が上がりすぎることがあるため、少しずつ調整することが大切です。
また、バスタオルは厚みが出やすいため、大きく高さを変えたいときよりも、枕の下に薄く敷くなど控えめな使い方が向いています。
自分で調整しても寝心地が整わないときは、枕以外の寝具についてもホテルへ相談できる場合があります。
その日の体調や寝姿勢に合う状態を目指し、心地よく横になれる範囲で整えることを意識してみてください。
ホテルと旅館では寝具のスタイルによって枕の数や置き方が異なる

ホテルと旅館で枕の数が違って見えるのは、ベッドか布団かという寝具のスタイルと、客室に求められる雰囲気が異なるためです。
一般的に旅館は布団一組に枕一つを合わせる形が多く、ホテルはベッドをゆったり見せるために複数の枕を並べる傾向があります。
ただし、枕の数や置き方は施設ごとの考え方によって変わるため、宿の種類だけで一律には決まりません。
| 宿のタイプ | 寝具の中心 | 枕の傾向 | 見た目の特徴 |
|---|---|---|---|
| 旅館 | 布団 | 一人につき一つが基本になりやすい | 必要な寝具をすっきり整える |
| ホテル | ベッド | 一つのベッドに複数置かれることがある | ボリューム感や整った印象をつくる |
旅館は布団一組につき枕一つが基本になりやすい
旅館では、客室に敷く布団一組に対して枕を一つ添える、シンプルで分かりやすい寝具の整え方が基本になりやすいです。
畳の上に布団を敷く和室では、寝具を使う時間と片付ける時間が分かれていることも多く、必要なものを過不足なく配置するスタイルになじみます。
枕は掛け布団や敷布団と同じように、一人分の寝具の一部として用意されるため、見た目にもすっきりまとまります。
また、座卓や座椅子を置く和室では、昼間はくつろぐ空間として使い、夜に寝具を整える場合があります。
そのため、ベッドまわりを常に華やかに見せるよりも、部屋の使いやすさや落ち着いた印象を優先した置き方が選ばれやすいといえるでしょう。
もちろん、温泉地の大型旅館や和洋室などでは、予備の枕が用意されていたり、ベッドに複数のクッションが置かれていたりすることもあります。
和室だから必ず枕が一つとは限りませんが、布団を中心とした客室では、枕の数が控えめに見えやすい点はホテルとの違いです。
- 布団一組を一人分の寝具として整えやすい
- 昼と夜で部屋の用途が変わる場合がある
- 畳や和のしつらえになじむ、すっきりした見た目を大切にしやすい
海外ホテルではベッドの大きさや装飾性から枕が多い傾向にある
海外ホテルでは、大きなベッドに複数の枕を並べ、寝具そのものを客室の印象づくりに生かすスタイルがよく見られます。
特に二人で使える大きさのベッドでは、左右に同じ数の枕を置くことで、整然とした印象やゆとりを演出しやすくなります。
頭を支えるための枕に加えて、背面を飾る大きめの枕や、小さな装飾用のクッションが重ねられることもあります。
こうした置き方は、眠るための準備だけでなく、入室した瞬間にベッドをきれいに見せる役割も担っています。
日本のホテルでも、海外のベッドメイクの考え方を取り入れ、複数の枕やクッションを置く客室が増えています。
ただし、枕が多いホテルは高級な施設に限らず、客室の広さやベッドの種類、内装の方針によっても変わります。
反対に、海外のホテルでも実用性を重視して枕を少なめにしている場合があるため、国や地域だけで判断しないことが大切です。
- ベッドが大きいほど、複数の枕を並べたときにバランスを取りやすい
- 左右対称に置くことで、整ったベッドメイクに見えやすい
- 枕とクッションを組み合わせ、客室全体の雰囲気を整えることがある
枕の数は単なる寝具の違いではなく、その宿が大切にしている過ごし方や空間づくりの違いも表しています。
和の落ち着きを感じたいときは旅館の簡潔な寝具に、ベッドまわりのゆとりを楽しみたいときはホテルのボリューム感に注目すると、宿泊先ごとの個性をより味わいやすくなります。
自宅でも複数の枕でホテルらしい寝心地と見た目を再現できる
自宅でも、役割の異なる枕を2〜4個ほど用意して整えると、ホテルのようなゆとりあるベッドまわりをつくれます。
大切なのは枕の数を増やすことではなく、自分が眠りやすい枕を中心にして、残りの枕をくつろぎ用や見た目を整えるために使い分けることです。
寝心地と見た目の両方を意識すると、いつもの寝室でも気分を切り替えやすくなります。
高さや硬さの異なる枕を組み合わせる
複数の枕をそろえるなら、すべてを同じものにするよりも、高さや硬さに少し違いを持たせると使いやすくなります。
たとえば、普段から使っている枕を睡眠用の中心に置き、薄めの枕や柔らかめの枕を補助用として加える方法があります。
その日の疲れ具合や寝る姿勢に合わせて選べるため、枕が一つしかないときよりも微調整しやすいのが魅力です。
| 枕のタイプ | 向いている使い方 |
|---|---|
| 高さが合う枕 | 就寝時に頭と首を支える主役の枕 |
| 薄めの枕 | 高さを少し足したいときや、仰向けで休むときの補助 |
| 柔らかめの枕 | 体勢を変えたときの支えや、くつろぐ時間用 |
| ややしっかりした枕 | 読書や動画を見る際に背中を支える用途 |
ただし、眠るときに何枚も重ねると頭の位置が高くなりすぎることがあります。
首や肩まわりに違和感が出る場合は、重ねる枚数を減らし、就寝用の枕は自分に合う一つを基本にすると安心です。
まずは手持ちの枕やクッションを試し、必要だと感じたものだけを追加すると無駄がありません。
大きさと色をそろえて整然と並べる
ホテルらしい整った印象を出したい場合は、枕の大きさやカバーの色をそろえるのが近道です。
同じ大きさの枕を左右に並べるだけでも、ベッド全体にまとまりが生まれます。
カバーは白、生成り、グレー、ネイビーなど、寝具や部屋になじむ色を選ぶと落ち着いた雰囲気に仕上がります。
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ベッドの幅に合わせて、同じ枕を2個並べる。
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奥に大きめの枕、手前に小さめの枕を置いて奥行きを出す。
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カバーの素材感をそろえ、色は2〜3色以内にまとめる。
-
柄物を使うなら、一つだけにしてアクセントにする。
見た目を優先して枕を増やしすぎると、寝る前の片付けが負担になることもあります。
毎晩無理なく整えられる数に絞ることが、きれいな状態を続けるコツです。
一人暮らしのベッドなら、睡眠用の枕1〜2個に小さめの飾り用を1個ほど加える程度でも、十分にゆとりを演出できます。
眠るための枕と背もたれ用の枕を分ける
自宅での快適さを高めるなら、眠るための枕と、起きている時間に使う枕を分ける方法がおすすめです。
睡眠用の枕は頭と首を支えることを優先し、背もたれ用は上半身を預けやすい大きさや弾力を選びます。
用途を分けておくと、ベッドで本を読んだり、音楽を聴いたりしたあとも、就寝用の枕を整え直しやすくなります。
-
ベッドの奥側に、背中を支える大きめの枕を置きます。
-
手前に、普段使っている就寝用の枕を置きます。
-
横になる前に背もたれ用の枕を端へ寄せるか、決めた場所へ移します。
背もたれ用には、眠るための枕とは別のカバーを使うと、用途を区別しやすくなります。
洗い替えのカバーも用意しておけば、汗をかきやすい季節や来客前にも整えやすいでしょう。
眠る場所を心地よく整えることと、くつろぐ場所をつくることは両立できます。
自分の生活に合う枕の数と配置を見つければ、自宅のベッドでもホテルに泊まったような特別感を楽しめます。
まとめ
この記事のポイントをまとめます。
- ホテルに枕が複数あるのは、寝心地の好みや客室のゆったりした印象に配慮するためです。
- 枕は1つだけ使っても、2つを重ねても大丈夫です。
- 余った枕は、背もたれや抱き枕のようにくつろぎ時間にも活用できます。
- 使わない枕は床に置かず、ベッドの端など清潔な場所へ移しましょう。
- 高さや硬さが合わないときは、フロントへ交換や追加貸し出しを相談できます。
- ホテルと旅館では、ベッドや布団といった寝具の違いによって枕の数や置き方が異なります。
- 自宅でも役割の違う枕を組み合わせれば、ホテルらしい寝心地と見た目を楽しめます。
ホテルの枕が複数あると、どれを使えばよいか少し迷うかもしれませんが、決まった使い方はありません。
まずは1つずつ触ってみて、自分にとって高さや硬さが心地よいものを選んでみてください。
横になったときに首や肩まわりが楽に感じられるなら、それがあなたに合った使い方です。
余った枕もくつろぎ用に使えるので、せっかくの滞在では遠慮せず、自分が過ごしやすいベッドまわりを整えてみましょう。
