カメムシの緑と茶色の違いは?見分け方・臭い・色が変わる理由を解説
「緑色のカメムシと茶色のカメムシって、色が違うだけ?」
「緑のカメムシが、秋になると茶色になるの?」
家や庭でカメムシを見つけたとき、このように疑問に思う人は多いのではないでしょうか。
実は、緑と茶色のカメムシには別の種類であるケースもありますが、色だけを見て「必ず別種」と判断することはできません。
この記事では、緑と茶色のカメムシの違いや見分け方、臭い、家に入ってくる理由、見つけたときの対処法まで分かりやすく解説します。
結論|緑と茶色のカメムシは何が違う?
結論から言うと、緑色と茶色のカメムシは、別の種類であることもあれば、同じ種類の中で体色が異なっている場合もあります。
たとえば、緑色の代表的なカメムシには「アオクサカメムシ」や「ミナミアオカメムシ」などがいます。
一方、家の周辺でよく見かける茶色系の代表には「クサギカメムシ」がいます。
アオクサカメムシとクサギカメムシは別の種類なので、この2種を比べれば「緑と茶色で種類が違う」という説明は間違いではありません。農研機構でも、アオクサカメムシとクサギカメムシはそれぞれ異なる種として掲載されています。
ただし、ここで注意したいのが、カメムシの種類によっては体色に変異があることです。
栃木県の資料では、アオクサカメムシには鮮やかな緑色だけでなく、黄褐色などの体色変異があるとされています。また、チャバネアオカメムシでは、秋になると全体が茶色い褐色型が現れることも確認されています。
つまり、
「緑だからこの種類」
「茶色だからこの種類」
と、色だけで完全に特定することはできないのです。
緑と茶色だから必ず別種とは限らない
カメムシを見分けるときは、体の色だけでなく、
- 模様
- 体の形
- 大きさ
- 触角
- 翅の色
- 見つけた場所
なども合わせて確認する必要があります。
特に似た種類同士では、一般の人が遠目から見ただけで正確に判断するのは難しいことがあります。
「緑と茶色の違い」は種類を見分けるヒントの一つではありますが、色だけですべてが決まるわけではない、と覚えておくとよいでしょう。
緑と茶色のカメムシの違いを比較表でチェック
まずは、よく見かける緑色系と茶色系のカメムシについて、大まかな違いを確認してみましょう。
| 比較ポイント | 緑色系の代表例 | 茶色系の代表例 |
|---|---|---|
| 代表的な種類 | アオクサカメムシなど | クサギカメムシなど |
| 体色 | 緑色が目立つ | 茶色~暗褐色が目立つ |
| 見た目 | 比較的単色に見える種類がいる | まだら模様が目立つ種類がいる |
| 大きさの一例 | アオクサカメムシは約11~17mm | クサギカメムシは約15~16mm前後 |
| 主な困りごと | 農作物への吸汁被害 | 農作物への被害・家屋への侵入 |
| 家で目立つ時期 | 種類や地域による | 秋の越冬期に目立つことがある |
| 臭い | 刺激を受けると出す | 同じく刺激を受けると出す |
アオクサカメムシの成虫は雄11~14mm、雌14~17mm程度、クサギカメムシは16mm内外とされています。クサギカメムシは茶色から暗褐色で、不規則な黄褐色の斑があるのが特徴です。
ただし、この表はあくまでも「よく見られる代表的な種類を比べた場合」の目安です。
実際には緑色にも茶色にも複数の種類がいるため、表だけで種類を断定しないようにしましょう。
緑のカメムシが茶色になることはある?
「夏に見た緑色のカメムシが、秋になったら茶色になったのでは?」
と思うこともあるでしょう。
結論として、種類によっては緑色に見える個体と茶色っぽく見える個体が存在します。
そのため、「緑のカメムシは絶対に茶色にならない」と言い切ることはできません。
季節によって褐色型が現れる種類もいる
分かりやすい例がチャバネアオカメムシです。
奈良教育大学の資料では、通常は光沢のある黄緑色で翅の部分が茶色ですが、秋になると全体が茶色い「褐色型」が現れるとされています。
つまり、「緑っぽいカメムシと茶色っぽいカメムシを見たから、必ず別の種類」とは限りません。
一方で、アオクサカメムシとクサギカメムシのように、もともと別種であるケースもあります。
ここが「緑と茶色のカメムシ」の話を少し複雑にしているポイントです。
同じ種類でも体色に個体差がある
アオクサカメムシについても、一般的には緑色ですが、黄褐色など複数の体色変異が確認されています。
そのため、カメムシを色だけで分類しようとすると判断を間違えることがあります。
種類まで知りたい場合は、体色だけではなく、触角や腹部、斑紋など細かな特徴を見る必要があります。
幼虫と成虫では見た目が大きく違うこともある
さらに注意したいのが幼虫です。
カメムシの幼虫は、成虫と比べて色や模様が大きく異なることがあります。
アオクサカメムシやミナミアオカメムシでも、幼虫期には黒色や斑点の目立つ姿になるため、「親とまったく違う虫」に見えることがあります。ミナミアオカメムシとアオクサカメムシでは、幼虫の齢によっては両種を見分けるのが難しい場合もあります。
「色が違う=別の種類」と決めつけず、成長段階の違いも考えてみるとよいでしょう。
緑のカメムシの特徴
緑色のカメムシとして代表的なのがアオクサカメムシです。
アオクサカメムシは日本で見られるカメムシ科の一種で、農作物を吸汁することがあるため、農業では害虫として扱われます。
体の色・大きさ・形
アオクサカメムシの成虫は、一般的に鮮やかな緑色をしています。
体長は雄で11~14mm、雌で14~17mm程度です。
ただし前述したとおり、すべての個体がまったく同じ緑色になるわけではありません。
体色に変異があるため、少し黄色っぽかったり、褐色を帯びて見えたりする個体もいます。
よく見かける場所
アオクサカメムシは植物の汁を吸うため、畑や草地、植物の多い場所で見つかることがあります。
豆類や野菜など幅広い植物を利用し、農作物では吸汁によって品質低下や減収につながることがあります。
庭や家庭菜園で緑色のカメムシを見つけた場合は、周囲の植物を利用している可能性があります。
ただし「緑色ならアオクサカメムシ」とは限りません。
ミナミアオカメムシやツヤアオカメムシなど、よく似た緑色の種類も存在するためです。
農作物への影響
カメムシ類は、針のような口を植物に刺して汁を吸います。
農作物では実や種子などを吸汁されると、生育や品質に影響する場合があります。
農林水産省も、チャバネアオカメムシ・クサギカメムシ・ツヤアオカメムシなどの果樹カメムシ類が、かんきつ、リンゴ、ナシ、モモ、カキなどを吸汁し、落果や奇形果などの被害を与えると説明しています。
家庭菜園で数匹見かけたからといって、すぐ大きな被害が出るとは限りませんが、数が多い場合は植物の状態も確認しておくとよいでしょう。
茶色のカメムシの特徴
茶色いカメムシとしてよく知られているのがクサギカメムシです。
「秋になると家の壁にいる」
「洗濯物についていた」
という場合に見かけることのある種類です。
体の色・模様・大きさ
クサギカメムシの成虫は、茶色から暗褐色で、不規則な黄褐色の斑があります。
体長はおよそ15~16mm前後です。
緑色のカメムシと比べると、
- 全体が茶褐色
- 細かなまだら模様がある
- 単色ではない
といった特徴が見分ける手がかりになります。
秋になると家の周辺で目立つ理由
クサギカメムシは成虫で越冬します。
農研機構では、クサギカメムシの休眠成虫が越冬時に集団をつくり、暗い場所を好むことが報告されています。
また、山間地では家屋や作業小屋など建物のすき間に集まって越冬することがあります。
そのため、秋になると家の外壁や窓の周辺にカメムシが集まり、「急に増えた」と感じることがあります。
家の中へ入りやすい場所
カメムシの体は平たいため、狭いすき間にも入り込めます。
札幌市では、窓枠や溝、換気口などの狭い場所から侵入することがあると説明しています。
室内への侵入を減らしたい場合は、
- 網戸の破れ
- サッシのすき間
- 窓枠
- 換気口周辺
- 配管まわりのすき間
などをチェックしてみましょう。
緑と茶色のカメムシを見分ける方法
実際にカメムシを見つけたときは、どう見分ければよいのでしょうか。
ポイントは、色だけに頼らないことです。
色だけでなく模様を見る
まず確認しやすいのが体の模様です。
一般的なアオクサカメムシは緑色が目立ちます。
一方、クサギカメムシは茶色~暗褐色で、不規則な黄褐色の模様があります。
遠くから見たとき、
「ほぼ全体が緑色」
なのか、
「茶色で細かなまだら模様がある」
のかを見るだけでも、候補を絞りやすくなります。
触角なども種類を見分けるポイントになる
緑色のカメムシ同士では、さらに細かな部分を確認する必要があります。
たとえばアオクサカメムシとミナミアオカメムシは非常によく似ていますが、触角や翅の下の腹部の色などが識別ポイントになります。
つまり、種類を正確に知りたいなら「緑か茶色か」だけでは足りません。
写真を撮影して図鑑や公的機関の昆虫資料と比較すると判断しやすくなります。
見つけた場所や季節は補助的なヒント
見つけた場所も参考になります。
植物についている緑色の個体なら、植物を利用する緑色系のカメムシである可能性があります。
秋に窓枠や建物のすき間へ集まっている茶色の個体なら、越冬場所を探しているクサギカメムシなどが候補になります。
ただし、場所だけで種類を断定することはできません。
「庭にいるから緑の種類」
「家にいるから必ずクサギカメムシ」
というわけではないため、あくまで判断材料の一つとして考えましょう。
カメムシの臭いは緑と茶色で違う?
カメムシと聞いて最も気になるのが、独特の臭いではないでしょうか。
「緑と茶色なら、どちらのほうが臭いの?」
と思う人も多いでしょう。
しかし、単純に体の色だけで「こちらのほうが臭い」と決めることはできません。
臭いの成分や量は種類や状況によって異なるためです。
カメムシが臭いを出す理由
カメムシの臭いは、主に身を守るために利用されます。
カメムシ類の臭気には、不飽和アルデヒド類など複数の物質が含まれており、外敵への防御や個体間の情報伝達に関係しています。
人がカメムシをつかんだり、潰そうとしたりすると臭いを出しやすいのは、刺激を危険として受け取るためです。
そのため、家の中で見つけた場合は、強く刺激しないことが重要です。
緑と茶色のどちらが臭い?
「茶色のカメムシのほうが臭い」という印象を持つ人もいますが、体色だけで臭いの強さを比較するのは難しいです。
カメムシには非常に多くの種類があり、臭気成分も種によって異なります。
したがって、
「緑だから臭いが弱い」
「茶色だから必ず臭いが強い」
とは判断しないほうがよいでしょう。
どちらの場合も、刺激すれば独特の臭いを出す可能性があると考えて対応するのが無難です。
臭いに危険性はある?
家に入ってくる一般的なカメムシでまず問題になるのは、強い臭気や不快感です。札幌市でもカメムシを「不快な虫」として紹介し、屋内への侵入や臭気を主な問題として挙げています。
一方、カメムシの分泌物が皮膚について色素斑が生じた症例も医学文献で報告されています。
必要以上に怖がる必要はありませんが、素手で強くつかんだり、分泌物を目や口につけたりしないようにしましょう。
農作物・洗濯物・家への被害の違い
緑と茶色のカメムシでは、人が「困った」と感じる場面にも違いがあります。
ただし、これも色そのものではなく、種類や生活場所によって生じる違いです。
農作物への被害
アオクサカメムシをはじめ、多くのカメムシは植物を吸汁します。
また、クサギカメムシも豆類やミカン、カキ、モモ、リンゴなど多くの植物を吸汁する農業害虫です。
そのため、
「緑のカメムシだけが農作物に被害を出す」
というわけではありません。
茶色いクサギカメムシも農作物に影響を与えます。
洗濯物につく被害
秋に越冬場所を探すカメムシは、家の周辺で見つかることがあります。
札幌市でも、屋外に干した洗濯物がカメムシの分泌物で汚れる場合があると説明しています。
カメムシが多い時期は、洗濯物を取り込む前に、
- 表面を見る
- 裏側を見る
- タオルや服の折り返し部分を見る
といった確認をすると、室内への持ち込みを減らせます。
カメムシがついていた場合は、手で握りつぶさず、そっと離すようにしましょう。
家でカメムシを見つけたときの対処法
部屋の壁やカーテンにカメムシがいたら、慌てて叩きたくなるかもしれません。
しかし、臭いを出されないためには「刺激を少なくする」ことが重要です。
潰すのは避ける
カメムシを潰すと、分泌物が周囲について臭いが残る可能性があります。
そのため、
- 叩く
- 指でつぶす
- 強く握る
といった方法は避けたほうがよいでしょう。
札幌市も、室内でカメムシを発見した場合は、つぶさないように捕まえて処分する方法を案内しています。
コップなどを使って外へ出す
1匹程度なら、直接触れずに外へ出す方法が簡単です。
カメムシの上から透明なコップや容器をかぶせ、下に厚紙などをゆっくり差し込みます。
そのまま容器ごと屋外へ運べば、カメムシを強く刺激しにくく、手で触る必要もありません。
動きが速い場合は無理に追い回さず、止まったタイミングで行いましょう。
殺虫剤を使う場合は表示を確認する
大量に侵入する場合などは、カメムシを対象とした家庭用殺虫剤を使う方法もあります。
使用するときは、必ず製品の用途や使用方法、注意事項を確認してください。
札幌市では、侵入が始まる前に窓枠や溝、換気口周辺などへ専用の殺虫剤を使用する方法も案内しています。
必要以上に薬剤を使うのではなく、まずはすき間をふさぐなど侵入防止を優先するとよいでしょう。
手・服・部屋についたカメムシの臭いの落とし方
どれだけ気をつけていても、カメムシを触ってしまったり、服の上で臭いを出されたりすることがあります。
その場合は、臭いを無理にこすり広げないことが大切です。
手についた臭い
まずは石けんを使ってしっかり洗いましょう。
カメムシの臭気には水に溶けやすい成分だけでなく、油になじみやすい成分も含まれるため、臭いが残る場合はクレンジング剤などをなじませた後に石けんで洗う方法が紹介されています。
ただし、肌が弱い人は刺激の強い溶剤などを使用しないでください。
皮膚に赤みや痛みなどが出た場合は、使用を中止して十分に洗い流しましょう。
服や洗濯物についた臭い
衣類の場合は、まずカメムシを潰さず取り除きます。
その後は衣類の洗濯表示を確認し、使用できる洗剤で洗濯しましょう。
強くこすって分泌物を広げるより、汚れた部分を確認して適切に洗うほうが安心です。
デリケートな素材の場合は、無理な処理をせずクリーニング店へ相談するのも一つの方法です。
部屋に臭いが残った場合
カメムシが臭いを出した場所を確認できる場合は、素材を傷めない方法で拭き取ります。
そのうえで窓を開け、十分に換気しましょう。
壁紙や家具などは素材によって使用できる洗剤が異なるため、目立たない場所で確認してから使用してください。
カメムシが家や洗濯物に寄ってくる理由
「どうして毎年同じように家に来るの?」
と疑問に思う人もいるでしょう。
カメムシが住宅周辺で目立つ理由の一つが越冬です。
秋に越冬場所を探す
カメムシの中には成虫の姿で冬を越す種類があります。
札幌市では、秋にカメムシが越冬のため屋内へ侵入し、窓枠や換気口などの狭い場所から入り込むことがあるとしています。
つまり、カメムシが家の中で繁殖するために入ってくるとは限りません。
寒い時期をやり過ごす場所として、建物のすき間を利用している場合があります。
光に飛来する種類もいる
カメムシの種類によっては光に反応します。
農研機構では、チャバネアオカメムシなどの光への反応を利用した調査・防除技術が研究されています。
そのため、夜間に明るい窓や照明の周辺へ飛んでくることがあります。
カメムシが多い時期は、夜にカーテンを閉めて室内の光が外へ漏れにくくすることも一つの工夫です。
家への侵入を防ぐにはすき間対策が重要
カメムシ対策では、入ってきた個体を何匹も処理するより、侵入口を減らすほうが重要です。
確認したいのは、
- 網戸の破れやズレ
- 窓やサッシのすき間
- 換気口
- 配管周辺
- 建物の小さな穴
などです。
カメムシは平たい体をしているため、小さなすき間からでも入り込むことがあります。
秋になる前に確認しておくと、室内で遭遇する回数を減らせる可能性があります。
カメムシが大量発生するのはなぜ?
「今年はカメムシが異常に多い気がする」
と感じる年もあります。
カメムシの発生量は毎年同じではなく、地域や種類、餌となる植物の状況などによって変化します。
餌の量などによって発生状況が変わる
果樹を加害するカメムシ類では、スギやヒノキなどの球果を餌として利用する種類がいます。
農林水産省は、山林の餌が不足すると、果樹園へ飛来して果実を加害することがあると説明しています。
そのため「カメムシが目立つ年」の理由を、単純に「前年が暑かったから」など一つの条件だけで説明するのは適切ではありません。
種類や地域ごとの発生状況を見る必要があります。
秋に家の周辺へ集まると「大量発生」に見えることもある
野外全体で急激に増えていなくても、越冬場所を探す個体が住宅の一か所へ集まると、急に大量発生したように感じることがあります。
クサギカメムシには越冬時に集合する性質があり、暗い場所を選ぶ行動も確認されています。
毎年カメムシが大量に入り込む家では、捕まえることだけでなく侵入口を調べることが大切です。
緑と茶色のカメムシについてよくある質問
緑のカメムシが茶色になることはありますか?
あります。
ただし「すべての緑色のカメムシが秋になると茶色になる」という意味ではありません。
緑と茶色でまったく別の種類の場合もあれば、同じ種類の中に複数の体色が見られるケースもあります。
チャバネアオカメムシでは、秋に全体が茶色い褐色型が現れることが確認されています。
緑と茶色ではどちらのカメムシが臭いですか?
色だけで「どちらが臭い」とは決められません。
カメムシの臭気成分は種類によって異なるためです。
緑色でも茶色でも、刺激を受ければ臭いを出す可能性があります。
色よりも「潰さない・強く刺激しない」ことを意識しましょう。
茶色のカメムシが家に入るのはなぜですか?
クサギカメムシなど、成虫で越冬する種類が冬を越せる場所を探して建物へ入り込むことがあります。
特に秋は窓枠や外壁などで目立ちやすくなります。
体が平たいため、窓や換気口などの小さなすき間から侵入することがあります。
カメムシは人を刺したり噛んだりしますか?
「カメムシの仲間すべてが人を刺さない」と考えるのは正確ではありません。
カメムシ目には、人の血を吸うトコジラミのような種類も含まれています。
一方、この記事で主に扱っているアオクサカメムシやクサギカメムシは、植物を吸汁するカメムシです。
いずれにしても、種類が分からない虫を素手でつかむ必要はありません。
冬なのに家の中でカメムシを見るのはなぜですか?
秋に家へ入り込み、建物のすき間などで越冬していた個体が、暖房や気温の変化によって動き始めることがあります。
そのため、外ではほとんど見かけない冬でも、突然室内の壁や窓に現れることがあります。
見つけた場合は潰さず、できるだけ刺激しないように捕まえて対処しましょう。
まとめ|緑と茶色の違いは「色だけ」で判断しない
緑色と茶色のカメムシを見つけると、「色が違うから別の種類」と考えたくなります。
実際、緑色のアオクサカメムシと茶色のクサギカメムシのように、別種であるケースはあります。
しかし、カメムシには体色の変異があり、同じ種類でも色合いが異なる場合があります。
そのため大切なのは、
- 色
- 模様
- 体の形
- 大きさ
- 触角などの特徴
を合わせて判断することです。
また、家でカメムシを見つけた場合は、種類を完璧に特定することよりも、潰さず刺激を与えないことが重要です。
秋に何度も家へ入ってくる場合は、窓やサッシ、換気口などのすき間をチェックしてみましょう。
「緑だからこの種類」「茶色だからこの種類」と決めつけず、色はあくまで見分けるための一つのヒントとして考えると、カメムシの違いをより正確に理解できます。

