かぎ針編みで糸玉が終わりそうなとき、「結び目が表に出たらどうしよう」「継ぎ目がごわつかないかな」と気になりますよね。
せっかく丁寧に編んだ作品だからこそ、糸を替えた場所まで自然になじませて、きれいに仕上げたいものです。
この記事では、編み目になじみやすい糸替えのタイミングから、継ぎ目を目立たせにくい位置、結び目を作る・作らない方法の選び方まで、わかりやすくご紹介します。
作品の素材や用途に合わせた継ぎ方を知っておくと、途中で糸が足りなくなっても落ち着いて対応しやすくなります。
糸端の始末や色替えをきれいに見せるコツも押さえて、編み地の表側も裏側もすっきり整えましょう。
この記事でわかること
- 編み目を完成させる直前に新しい糸へ替える基本の手順
- 継ぎ目を目立たせにくい位置と、編み地に合わせた継ぎ方の選び方
- 結び目なしで編み込む方法とはた結び・マジックノットの使い分け
- 糸端の始末や色替えで、編み地を自然に見せるポイント
かぎ針編みの糸は編み目を完成させる直前に新しい糸へ替える

糸を替えるタイミングは、今編んでいる目を完成させる最後の引き抜きの直前が基本です。
古い糸で編み目の途中まで進め、最後に輪に通して引き出す糸だけを新しい糸にすると、切り替わりが編み地になじみやすくなります。
糸玉が残りわずかになったら、無理に最後まで使い切ろうとせず、次の数目を編める長さがあるうちに準備すると落ち着いて作業できます。
新しい糸を最後の引き抜きで加える手順
かぎ針編みでは、細編みや長編みなど、編み目の種類によってかぎ針に残る輪の数が変わります。
ただし糸替えの考え方は共通していて、最後にすべての輪を引き抜く糸を新しい糸にするだけです。
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古い糸で、編み目を完成させる直前まで編み進めます。
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かぎ針に輪が残った状態で、古い糸はいったん手放します。
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新しい糸をかぎ針にかけ、残っている輪をまとめて引き抜きます。
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次の編み目からは、新しい糸を使っていつもどおりに編みます。
たとえば細編みなら、前の目から糸を引き出してかぎ針に輪が2つある状態まで古い糸で進めます。
その後、新しい糸をかけて2つの輪を一度に引き抜けば、細編み1目の上部が新しい糸になります。
長編みでは、最後にかぎ針上の2つの輪を引き抜く段階で新しい糸を使います。
途中の引き抜きまで新しい糸に替える必要はないので、まずは「最後の引き抜きだけ替える」と覚えておくとわかりやすいですよ。
| 編み目 | 新しい糸に替えるタイミング |
|---|---|
| 細編み | かぎ針に輪が2つある状態で、新しい糸をかけて引き抜く |
| 中長編み | 最後にかぎ針上の輪をまとめて引き抜くときに替える |
| 長編み | 最後の2つの輪を引き抜くときに替える |
古い糸と新しい糸の端は余裕をもって残す
糸を替えるときは、古い糸と新しい糸のどちらも短く切りすぎないことが大切です。
目安として、両方の糸端を10〜15cm程度残しておくと、後の処理がしやすくなります。
糸端に余裕があれば、編み進める途中で引っ張られにくく、切り替えた目の大きさも調整しやすくなります。
反対に、糸端が短すぎると指で押さえにくくなり、編み目がゆるんだり、作業中に糸が抜けたりすることがあります。
新しい糸は、編み始めの端を軽く指で押さえながら最後の引き抜きを行うと、かぎ針から外れにくくなります。
毛羽立ちやすい糸、すべりやすい糸では、特に少し長めに残しておくと扱いやすいです。
糸を替えた直後の編み目を整えるコツ
糸を替えた直後は、新しい糸を強く引きすぎず、前後の編み目と同じ大きさになるように輪を整えます。
ここで力を入れすぎると切り替え部分だけが締まり、反対にゆるすぎると目が大きく見えやすくなります。
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新しい糸で最初の1目を編んだら、編み地を平らに置いて目の高さを確認します。
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切り替えた目が小さいときは、新しい糸を少し戻して輪をゆるめます。
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切り替えた目が大きいときは、古い糸と新しい糸をほんの少しずつ引いて整えます。
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調整後は、次の2〜3目をいつもの手加減で編み、編み地全体の幅となじませます。
とくに段の始まりや立ち上がり付近では、目の高さが不ぞろいになりやすいため、替えた直後の1目を確認するひと手間が役立ちます。
編み目を何度もほどいて整えようとするより、新しい糸を加えた直後に軽く調整するほうが、きれいな仕上がりにつながります。
継ぎ目は端目や段の境目に置くと目立ちにくい

糸を継ぐ位置は、平編みなら段の端、輪編みなら段の切り替わり付近を選ぶと目立ちにくくなります。
編み地の中央でつなぐ必要があるときも、模様の切れ目や目立ちにくい場所を選べば、仕上がりへの影響を抑えやすいです。
継ぎ目そのものを完全に見えなくしようとするより、視線が集まりにくい位置へ置くことが、きれいに見せるための大切なポイントです。
かぎ針編みでは、同じ編み方を続けていても、段の始まりや終わりには自然な境目ができます。
この境目を活用すると、糸が替わった部分が編み目の流れになじみやすく、表側から見たときの違和感も少なくなります。
平編みでは段の端で糸を替える
往復で編む平編みでは、段の端にある端目付近が糸替えに向いています。
端の部分は、作品を仕立てる際にとじ合わせたり、縁編みを加えたりすることも多いため、中央よりも継ぎ目が視線に入りにくい場所です。
とくにマフラー、ブランケット、コースター、四角いモチーフなどは、段の終わりで糸を替えると編み地の表情をそろえやすくなります。
端目で替えるときは、端の編み目だけが極端に大きくなったり小さくなったりしないよう、前後の目と高さを見比べながら編み進めます。
端のラインが波打つほど強く引き締めないことが、まっすぐな仕上がりにつながります。
| 平編みの場所 | 継ぎ目の見えやすさ | 向いている考え方 |
|---|---|---|
| 段の端 | 目立ちにくい | 基本的に選びやすい位置です。 |
| 縁編みを加える予定の端 | さらに目立ちにくい | 後から縁でなじみやすくなります。 |
| 作品の中央 | 目立ちやすい | できるだけ避けたい位置です。 |
| 透かし模様の大きな穴の横 | 目立ちやすい場合がある | 糸の変化が見えやすいため注意します。 |
ただし、端目が作品の正面にくるデザインでは、端だからといって必ずしも目立たないわけではありません。
たとえば、細幅のマフラーや帯状の小物では両端がよく見えるため、段の端でも編み目の大きさを丁寧に整えることが大切です。
端にフリンジや縁編みを付ける予定があるなら、その部分に近い位置で糸を替えると、視線を分散させやすくなります。
輪編みでは段の切り替わり付近を選ぶ
円や筒の形に編む輪編みでは、段の始まりと終わりが集まる段の切り替わり付近で糸を替えると、継ぎ目がまとまりやすくなります。
輪編みは編み地が連続して見えるため、何も考えずに中央で糸を替えると、表面の一部だけに変化が出て見えやすくなることがあります。
段の切り替わり付近なら、もともと目の並びや高さにわずかな変化が出やすいため、継ぎ目もなじませやすいです。
帽子、あみぐるみ、円形のコースター、バッグの底などでは、編み始めの目印を付けている場所が段の切り替わりを確認する目安になります。
目印のすぐ横だけに継ぎ目を集中させるより、切り替わりの前後数目の状態を見て、編み目が安定している位置を選ぶと自然です。
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段の切り替わりが目立つ作品では、そのラインに近い位置を選びます。
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増し目が続く場所では、増し目の真上を避けると編み目の形を確認しやすくなります。
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模様編みでは、模様の始まりや終わりと重なる位置を選ぶと流れを保ちやすいです。
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表側に見せたい模様がある場合は、目立たない側へ切り替わり位置を回しておく方法もあります。
輪編みの段の切り替わりは、作品によっては縦に線のように見えることがあります。
そのため、継ぎ目を置く前に作品を少し回し、正面として見せたい位置から外れているか確認しておくと安心です。
バッグや帽子のように前後が決まる作品では、正面ではなく側面や背面に近い位置へまとめると、使うときにも気になりにくくなります。
作品の中央で糸が足りなくなった場合の対処法
予定より早く糸がなくなり、作品の中央で替える必要が出た場合は、無理にその場で目立たなくしようとせず、まず近くにある目立ちにくい区切りを探します。
模様編みなら模様の終わり、長編みの並びなら段差が出にくい箇所、立体的な編み地なら凹凸の陰になる部分が候補になります。
できるだけ数目だけ編み進められる余裕があるなら、次の模様の境目や段の切り替わりまで位置をずらすのがおすすめです。
一方で、糸端に余裕がほとんどないときは、強く引っ張って位置を移そうとすると周囲の目まで縮みやすくなります。
この場合は現在の位置で落ち着いてつなぎ、編み目の大きさを周囲となじませることを優先します。
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編み地を平らに置き、正面から見えやすい位置を確認します。
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近くに段の境目、模様の区切り、凹凸の陰がないか探します。
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数目進められる場合だけ、無理のない範囲で継ぐ位置を移します。
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替えた後は周囲の編み目と比べ、切り替え部分だけが締まりすぎていないか確認します。
中央での糸替えが避けられないことは、長く編む作品ではめずらしいことではありません。
大切なのは、継ぎ目を一点だけ目立たせないように、編み地の流れに沿った場所へ置くことです。
完成後に使う場面をイメージしながら、正面から見えにくい面や、手で持ったときに隠れやすい位置を選ぶと、全体の印象を整えやすくなります。
糸の継ぎ方は編み地と用途に合わせて選ぶ

かぎ針編みの糸の継ぎ方は、編み地の厚み・糸の素材・完成後の使い方に合わせて選ぶと、自然に仕上がりやすくなります。
やわらかさを大切にしたい作品には結び目なしの方法を、引っ張る機会が多い作品には結び目を使う方法を検討するとよいでしょう。
目立たなさだけでなく、触れたときの感触や扱いやすさまで含めて選ぶことが、納得できる仕上がりにつながります。
| 継ぎ方 | 向いている編み地・作品 | 選ぶときのポイント |
|---|---|---|
| 結び目なしで編み込む | 薄手の小物、やわらかな編み地 | 見た目と手触りをすっきり整えたいとき |
| はた結び | 中細程度の糸、日常使いの小物 | 小さめの結び目でつなぎたいとき |
| マジックノット | 引っ張られやすい小物、しっかりした編み地 | 接続部分の安定感を重視したいとき |
結び目なしで糸端を編み込む方法
結び目なしでつなぐ方法は、古い糸端と新しい糸端を編み地に添え、数目にわたって一緒に編み込んでいくやり方です。
結び目が一点に集まらないため、薄い編み地や、表面をなめらかに見せたい作品になじみやすい方法です。
コースター、ポーチの側面、模様が細かい編み地などでは、糸端を編み目の流れに沿わせると自然に見えます。
ただし、毛羽が少なく滑りやすい糸では、編み込んだ糸端が動くことがあります。
そのような糸を使う場合は、一緒に編み込む目数を少し増やし、編み終えた後に糸端が抜けてこないか軽く確認しておくと安心です。
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糸端は編み地の裏側に出る向きで添えます。
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途中から新しい糸を重ね、普段と同じ力加減で数目編みます。
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編み込んだ部分だけが太く見えないか、表側と裏側の両方を確認します。
ふっくらした毛糸では糸端が編み地に紛れやすい一方、細いコットン糸では重なりが見えやすいことがあります。
糸の太さに合わせて重ねる長さを加減するのがポイントです。
小さな結び目にしやすいはた結び
はた結びは、2本の糸端をそれぞれ相手の糸に結びつける方法です。
結び目をコンパクトにまとめやすく、太すぎない糸同士をつなぎたいときに取り入れやすいでしょう。
アクリルやウールなど、ある程度の摩擦がある糸では扱いやすく、日常的に使う編み小物にも合わせやすい方法です。
結ぶ前に糸端を十分に確保しておくと、指先で持ちやすくなります。
結び目を作る際は、片方だけを強く引くのではなく、左右の糸を少しずつ整えながら締めると、糸が不自然にねじれにくくなります。
結び目を締めすぎると周囲の糸が細く見えたり、編み地が引きつれたりすることがあります。
つないだ後は、編み始める前に結び目の近くを軽く曲げ、違和感のある硬さが出ていないか確かめてみてください。
しっかりつなぎたいときのマジックノット
マジックノットは、2本の糸端に結び目を作り、両側から引いて結び目同士を寄せる方法です。
糸替え部分にある程度の安定感がほしい場合に選ばれやすく、バッグや収納小物など、使用中に力がかかりやすい作品にも向いています。
とくに、編み地を持ち上げたり中に物を入れたりする作品では、つなぎ目がゆるまないか気になることがあります。
そのようなときは、編み始める前に余った糸端を軽く引き、結び目が落ち着いているか確認しておくとよいでしょう。
一方で、結び目の部分は糸が重なるため、繊細なレース編みや目の詰まった薄手の編み地では存在感が出る場合があります。
編み地の表面をすっきり見せたいときは、使う糸で小さな試し編みを作り、結び目の見え方を確認してから取り入れると安心です。
肌に触れる作品では厚みや硬さも確認する
マフラー、帽子、ネックウォーマー、ブランケットなど、肌に触れやすい作品では、つなぎ目の感触も大切です。
見た目では気にならなくても、首元や手首などに結び目が当たると、使う人によっては違和感につながることがあります。
そのため、肌に近い作品では、結び目なしで編み込む方法や、結び目が当たりにくい場所を選ぶ工夫が向いています。
とくにチクチク感が気になりやすい糸では、つなぎ目を指でなでて、周囲より硬くなっていないか確かめることがおすすめです。
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首元に触れる作品は、つなぎ目を内側の中央付近に集めないようにします。
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ベビー用品やルームウェアは、厚い結び目が出ない方法を優先します。
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バッグやポーチは、肌触りよりも使うときの力のかかり方を考えて選びます。
同じ糸の継ぎ方でも、編み地の密度や作品の用途によって印象は変わります。
迷ったときは、完成品で目立たせたくない部分に少しだけ試し、見た目と感触の両方から選んでみてください。
結び目を作らない継ぎ方なら編み地の凹凸を抑えやすい

結び目を作らずに糸を継ぐなら、古い糸と新しい糸を少し重ね、そのまま数目を一緒に編み込む方法が手軽です。
編み地の表面に硬いふくらみが出にくいため、平らに仕上げたい小物や衣類に向いています。
ただし、糸の素材や編み目のゆるさによっては糸端が抜けることもあるため、重ねる長さと編み込み方を作品に合わせて調整しましょう。
古い糸と新しい糸を重ねて編み込む手順
この方法は、今まで編んでいた古い糸の端と、新しく使う糸の端を同じ方向にそろえ、2本をまとめて編むだけでできます。
結び目がないぶん、継ぎ目の厚みを抑えやすく、編み地になじませやすいことが特長です。
- 糸を替えたい位置の少し前で、古い糸を長めに残して切ります。
- 新しい糸も同じくらいの長さを残し、古い糸と平行に重ねます。
- 作業糸として使う新しい糸と、2本の糸端をそろえて持ちます。
- 糸端を編み地に沿わせた状態で、数目をいつもどおりに編みます。
- 十分に編み込めたら、糸端を編み目の内側へ整えます。
たとえば細編みでは、編み地の裏側に糸端を沿わせ、針を入れるたびに糸端ごと拾うように編むと自然です。
長編みなど高さのある編み目では、糸端が表側へ見えやすいことがあるため、糸端を編み目の根元に寄せておくと目立ちにくくなります。
2本の糸を重ねる部分だけは少し太くなるので、きつく引きすぎず、前後の目と同じ大きさを意識して編んでみてください。
とくに濃い色と淡い色をつなぐ場合は、異なる色の糸端が表側に透けないか、数目編んだ時点で確認すると安心です。
| 編み地の種類 | 編み込むときのポイント |
|---|---|
| 細編み・中長編み | 糸端を編み地の裏側に沿わせ、目ごとにしっかり包みます。 |
| 長編み・玉編み | 糸端が見えない位置に寄せ、目の根元で安定させます。 |
| 透かし模様 | 空間部分に糸端が渡らないようにし、模様が密な部分で編み込みます。 |
| あみぐるみなどの密な編み地 | 引き締めすぎると周囲の目がゆがみやすいため、糸の張りをそろえます。 |
糸端を編みくるむ長さの目安
編みくるむ長さは、短すぎると抜けやすく、長すぎるとその部分だけ厚く見えやすくなります。
まずは4〜6cm程度の糸端を残し、5〜8目ほど編み込むことを目安にすると扱いやすいでしょう。
これは一般的な毛糸やコットン糸を想定した目安なので、糸が太い場合や滑りやすい場合は、少し長めに取るほうが落ち着きやすくなります。
- 太めで摩擦のある糸は、短めでも編み地に留まりやすい傾向があります。
- 細い糸やさらりとした糸は、糸端をやや長めに残すと扱いやすくなります。
- 模様編みで編み目の間隔が広い場合は、糸端が渡る距離を短くします。
- 厚手の編み地では、重ねる部分が一か所に集中しないように整えます。
編み込んだ直後に糸端を強く引くと、周囲の目が縮んで継ぎ目だけがへこむことがあります。
糸端は編み地に沿ってまっすぐ収まっているかを見ながら、余分な部分だけを整えるのがきれいに見せるコツです。
不安なときは、本番と同じ針と糸で小さく試し、編み地を軽く動かしても糸端が出てこないか確認してみてください。
滑りやすい糸はとじ針で補強する
シルク調の糸、レーヨン混の糸、つるつるした化学繊維の糸などは、編み込むだけでは糸端が動きやすい場合があります。
そのようなときは、編み込みを終えたあとにとじ針を使い、糸端を編み地の内側へもう少し通して補強すると安定しやすくなります。
とじ針には、糸をつぶしにくい太さで、先端が丸いタイプを選ぶと扱いやすいでしょう。
- 糸端をとじ針に通します。
- 編み地の裏側にある糸の渡りや目の根元を、数目分だけ拾います。
- 一方向だけでなく、途中で進む向きを変えながら通します。
- 表側に針先が出ていないことを確認してから、余った糸端を整えます。
まっすぐ長く通すだけでは、糸端が引っ張られたときに動きやすいことがあります。
進行方向を一度変えて編み地の中に収めると、糸端が抜けにくくなり、継ぎ目の存在感も抑えやすくなります。
ただし、何度も同じ場所へ糸を通すと、その部分だけ硬くなったり厚くなったりするため、補強は必要な範囲にとどめることが大切です。
結び目のない継ぎ方は、編み地のなめらかさを保ちやすい反面、糸の性質に合わせたひと手間で仕上がりが変わります。
完成後に表と裏の両方を見て、糸端の線やふくらみが気にならなければ、自然な継ぎ目に仕上がっています。
はた結びとマジックノットは結び目の大きさと安定感で使い分ける

結び目をできるだけ小さく見せたいならはた結び、引っ張ったときの安定感を重視したいならマジックノットが選びやすい方法です。
どちらも糸の太さや素材によって仕上がりが変わるため、本番前に余り糸で結び目の大きさを確かめると安心です。
特に太い糸、毛羽立ちの多い糸、滑りやすい糸では、同じ結び方でも結び目の存在感や締まり方が異なります。
| 結び方 | 向いている場面 | 仕上がりの特徴 |
|---|---|---|
| はた結び | 結び目を小さくまとめたいとき | 糸の重なりを抑えやすい |
| マジックノット | 糸同士をしっかりつなげたいとき | 締めると結び目が中央へ寄りやすい |
ただし、どちらの方法も結び目だけに頼るのではなく、編み地になじむ位置で使うことがきれいに見せるポイントです。
はた結びを小さく整える手順
はた結びは、2本の糸をそれぞれ反対方向へ回して結ぶ方法で、結び目を平たく整えやすいのが特徴です。
糸を強く引きすぎると形がゆがんだり、細い糸では糸割れが起きたりすることがあるため、少しずつ締め具合を確認します。
- 古い糸と新しい糸の端を10cmほど重ねる
- 左側の糸端を右側の糸に一度巻きつけて結ぶ
- 右側の糸端を左側の糸に一度巻きつけて結ぶ
- 両方の長い糸をゆっくり引き、2つの結び目を近づける
- 結び目が小さく並んだ状態で、指先で形を整える
2回の結び目は、同じ向きではなく左右で逆向きに作るのが大切です。
同じ向きに重ねると、引いたときに結び目がまとまりにくく、厚みが出やすくなります。
結び目を締める際は、糸端ではなく編む方向へ伸びる2本の糸を持ち、ゆっくり力を加えると整えやすいでしょう。
結び目が斜めに傾いた場合は、完全に固くなる前に少しゆるめてから締め直すと、余計なふくらみを抑えやすくなります。
マジックノットで糸同士をつなぐ手順
マジックノットは、古い糸と新しい糸にそれぞれ結び目を作り、両側から引いて中央で合わせる方法です。
結び目が寄り合う形になるため、途中で糸を替えたいときに扱いやすいと感じる方もいます。
- 古い糸と新しい糸を15cmほど平行に重ねる
- 古い糸の端で新しい糸を囲み、古い糸自身にも通して結ぶ
- 新しい糸の端でも同じように古い糸を囲み、新しい糸自身に通して結ぶ
- 2つの結び目を軽く締め、形が崩れていないか確認する
- 両端の長い糸をゆっくり引き、結び目同士を中央で合わせる
このとき、最初に作る2つの結び目がゆるすぎると、引いた際にきれいに寄らないことがあります。
反対に、最初から強く締めすぎると位置を調整しにくいため、指で動かせる程度に整えてから最後に引き締めるのがコツです。
毛羽立ちのある糸では結び目が途中で止まりやすく、つるりとした糸では動きやすいため、同じ力加減にせず糸の様子を見ながら進めてください。
結び目を引いたあと、左右の糸を軽く動かしても不自然にずれないか確かめておくと、編み進める途中の戸惑いを減らせます。
結び目を編み地の裏側へ収めるコツ
結び目が表側に出ると小さなふくらみでも目につきやすいため、編む前に結ぶ位置を少し調整し、裏側へ向けて収めると自然です。
平らに編む作品では、次の目を編むときに結び目が表側へ押し出されていないか、指先で軽く確認します。
輪に編む作品では、表側に見せたい模様の流れを乱さない位置へ結び目を寄せると、仕上がりがすっきりします。
- 結び目を作った直後に表と裏を見比べる
- 編み針で結び目を引っかけないように位置を整える
- 結び目の周囲だけを強く引っ張らない
- 厚みが気になる場合は結び直して小さく整える
結び目を無理に編み目の中心へ押し込むと、その部分だけ伸びたり詰まったりすることがあります。
編み地の自然な厚みの中へそっとなじませるくらいの力加減を意識するとよいでしょう。
糸端を短く切りすぎないための注意点
結び目の近くで糸端を短く切りすぎると、結び目がほどけていなくても端が見えやすくなる場合があります。
特に摩擦が少ない糸や、編み地をよく動かす小物では、結んですぐに根元から切らないことが大切です。
まずは少し長さを残した状態で数目編み、結び目が安定していることを確かめてから余分な部分を整えると判断しやすくなります。
残す長さは糸の太さや作品によって変わりますが、指でつまめないほど短くするより、後から微調整できる余裕を持たせるほうが扱いやすいでしょう。
切るときは編み地そのものを切らないよう、はさみの先端を結び目へ深く入れすぎないように注意してください。
残した糸端は裏側で方向を変えながら始末する

糸をつないだあとに残る糸端は、編み地の裏側で複数の編み目に通し、途中で進む方向を変えて始末すると収まりやすくなります。
まっすぐ一方向へ通すだけよりも抜けにくくなり、表側にひびきにくい、自然な仕上がりを目指せます。
糸端を引きすぎず、編み地本来のやわらかさを保ちながらなじませることがきれいに見せるポイントです。
糸端はとじ針で複数の編み目に通す
糸端の始末には、先端が丸くて編み糸を通しやすいとじ針を使うと、編み地を傷つけにくくなります。
糸端を針穴に通したら、裏側に見えている編み目の横筋や、目の足の部分を拾いながら進めます。
目安としては、同じ方向へ数目分通しておくと、糸端が一点に集まりにくく、厚みも出にくいでしょう。
太い糸や凹凸のある編み地では、編み目の中央ではなく、周囲の糸の流れに沿って針を通すと自然になじみます。
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針先は、編み地の表側へ突き抜けないよう浅めに通します。
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糸端を通すときは、編み目が縮まない程度の力でゆっくり引きます。
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細い糸では、近い編み目を続けて拾いすぎず、少しずつ位置をずらします。
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毛羽立ちやすい糸は、何度も針を往復させず、少ない回数で整えます。
表側から見たときに糸端の色や凹凸が見える場合は、無理に引っ張らず、針を通す位置を少しずらしてやり直すほうがきれいです。
糸端を編み目の中へ隠す意識で進めると、裏側だけに厚みが偏るのを抑えやすくなります。
途中で方向を変えて抜けにくくする
糸端を数目通したら、そのまま直線的に進め続けず、途中で針の向きを変えて別の方向へ通します。
進む方向を変えることで、引っ張られたときの力が一か所にかかりにくくなり、糸端がするりと抜けることを防ぎやすくなります。
たとえば最初は横方向に通し、次は斜め方向、最後は少し戻るように通すと、編み地の中で糸端が分散します。
| 通し方 | 仕上がりの特徴 |
|---|---|
| 一方向だけに長く通す | 手早く進めやすい一方で、引っ張る方向によっては糸端が動きやすいことがあります。 |
| 途中で方向を変えて通す | 糸端が編み地にとどまりやすく、力が分散しやすくなります。 |
| 狭い範囲を何度も往復する | 厚みや硬さが出やすいため、特に薄い編み地では避けたほうが無難です。 |
方向を変えるときは、急な角度で折り返すより、隣の段や近くの目へなだらかに移るように針を入れると目立ちにくくなります。
同じ場所へ糸端を重ねすぎないことも大切です。
特にコースターやあみぐるみのように編み地が比較的詰まっている作品では、糸が集中すると部分的なふくらみにつながることがあります。
余分な糸を切る前に編み地を軽く伸ばす
糸端を通し終えても、すぐにはさみを入れず、まずは編み地を縦横にやさしく動かして状態を確認します。
編み地を軽く伸ばすことで、始末した部分だけが突っ張っていないか、糸端が表側へ浮いていないかを確かめられます。
このときに糸端が少し戻るようなら、あと数目だけ別方向へ通してから整えると安心です。
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表側と裏側の両方を見て、糸端の色や段差が目立たないか確認します。
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編み地を軽く引いたり曲げたりして、始末した部分がつっぱらないか見ます。
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問題がなければ、編み地ぎりぎりではなく少し余裕を残して糸端を切ります。
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切ったあとに短い端が飛び出した場合は、針先で編み地の内側へそっとなじませます。
余分な糸は、引っ張りながら切るのではなく、編み地を自然な状態に戻してから切るのがコツです。
引っ張った状態で切ると、手を離したときに糸端が編み地の外へ戻り、表側に見えてしまう場合があります。
切る前のひと手間で、仕上がりの見え方は変わります。
洗濯する作品は試し編みで状態を確かめる
衣類やバッグ、日常的に使う小物など洗濯する予定の作品は、本番と同じ糸・同じ編み方で小さな試し編みを作っておくと役立ちます。
試し編みで糸端を始末し、予定しているお手入れ方法に近い形で洗ったあとに、端が出ていないか、編み地がゆがんでいないかを確認します。
糸の素材や編み目の密度によっては、乾いた状態では問題がなくても、水分を含んだあとに糸端が動くことがあります。
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洗ったあとに糸端が見えた場合は、次回は通す編み目を増やします。
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始末部分が硬く感じる場合は、同じ場所へ集中させず、通す経路を広げます。
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編み地が縮んだように見える場合は、糸端を引く力を弱めて整えます。
作品ごとに糸の性質は異なるため、試し編みで得た感触を参考にしながら、自分の編み地に合う通し方を見つけてみてください。
裏側で丁寧に糸端を始末しておけば、つなぎ目の存在感を抑えながら、長く使いやすい仕上がりにつながります。
色替えでは糸端を同じ色の編み地へ隠す

色替えをきれいに見せるには、色が切り替わる最後の引き抜きで新しい糸を使い、それぞれの糸端を同じ色の編み地へ通すのが基本です。
色の境目に別の色の糸端が入り込むと表側に透けやすいため、糸端の通り道まで色に合わせると、模様がすっきり整います。
特にボーダー柄やモチーフつなぎでは、編むときの色替えと糸端の隠し方をセットで考えると、境目が自然に見えやすくなります。
色が切り替わる最後の引き抜きで新しい色を加える
色替えは、今編んでいる目を完全に仕上げる前に新しい色の糸をかけ、最後の引き抜きを新しい色で行います。
たとえば細編みなら、針にループが2本残った状態で新しい色の糸をかけ、2本のループを一度に引き抜きます。
長編みなどでも考え方は同じで、最後に残ったループを引き抜くときだけ新しい色に替えると、編み目の上部から次の色が始まります。
前の色で最後まで引き抜いてから新しい糸を付けると、色の境目に前の色が小さく残り、横から見たときに線がぼやけることがあります。
新しい糸は強く引きすぎず、ほかの編み目と同じくらいの大きさになるようにループを整えます。
色替え直後の1目だけがきつくなると境目がくぼんで見えるため、編み進めながら編み地を平らに置いて確認すると安心です。
- 細編み:針にループが2本ある最後の引き抜きで色を替えます。
- 中長編み・長編み:目を仕上げる最後の引き抜きで色を替えます。
- 引き抜き編み:針にかけた糸を引き抜くタイミングで新しい色を使います。
段の途中で色を替える場合も、同じタイミングで新しい色を加えると、表側の色の切り替わりがそろいやすくなります。
それぞれの糸端を対応する色の部分へ通す
色替えで残った糸端は、前の色の糸端は前の色の編み地へ、新しい色の糸端は新しい色の編み地へ通します。
たとえば白から紺へ替えたなら、白い糸端は白い段や白い模様の内側へ、紺の糸端は紺の部分へなじませるイメージです。
糸端と編み地の色をそろえることで、わずかに糸が透けた場合でも目立ちにくくなります。
色の境目をまたいで反対色の部分へ長く通すと、編み地を伸ばしたときに糸端の色が表側へ見えることがあります。
とくに白・生成り・淡い色の編み地は濃い色の糸端が透けやすいため、境目から離れすぎない範囲で、同じ色の編み目の中を通すのがおすすめです。
| 糸端の色 | 通す場所 | 見た目を整えるポイント |
|---|---|---|
| 前の色 | 色替え直前まで編んでいた同色部分 | 境目の手前から同じ色の目を選びます。 |
| 新しい色 | 色替え後に編み始めた同色部分 | 最初の数目の裏側に沿わせるように通します。 |
| 淡い色 | できるだけ同じ淡色の編み目の内側 | 濃い色の部分を横切らないようにします。 |
細い糸や透け感のある編み地では、糸端をまっすぐ通し続けるより、同じ色の編み目の中でゆるやかに方向を変えると、表側に線のような影が出にくくなります。
複数回色を替える模様では、糸端が一か所へ集まらないよう、各色の編み地の中へ自然に散らすと厚みを抑えやすくなります。
表側に糸端が見えたときの直し方
表側に糸端が少し見えたときは、慌てて引っ張らず、見えている部分の近くから針を入れて同じ色の編み目の裏側へ戻します。
糸端を強く引くと色の境目がつれたり、編み目の形が乱れたりするため、表面の糸をそっと裏側へ移動させるような力加減が大切です。
濃い色の糸端が淡い色の部分に見えている場合は、そのまま隠そうとせず、いったん近くの境目まで戻してから濃い色の編み地へ通し直します。
- 表側に出ている糸端を指先で軽く押さえます。
- とじ針を同じ色の編み目の裏側から近くまで通します。
- 糸端を針に通し、表側の見えた部分が裏へ収まる程度にやさしく引きます。
- 編み地を平らに整え、色の境目に引きつれがないか確認します。
短い糸端で通し直しにくいときは、無理に引っ張らず、針先を使って編み目の内側へ少しずつなじませます。
色替え部分は表側だけでなく裏側も見て、反対色の糸が長く渡っていないかを確認しておくと、完成後の見え方が整いやすくなります。
結び目の飛び出しや緩みは継ぐ位置と糸始末で防ぎやすくなる

結び目が表側へ飛び出す、または継ぎ目が緩むときは、負荷のかかりにくい場所で継ぎ、糸端を十分に編み地へなじませることが基本です。
編み上がった直後だけでなく、軽く引っ張ったり手で触れたりして確認すると、使い始めてから気になりやすい部分を見つけやすくなります。
糸の太さ・素材・作品の用途によって安定しやすい方法は変わるため、気になる場合は本体を編み進める前に小さく試すのがおすすめです。
結び目がゴロゴロするときは結び目なしの方法へ替える
帽子やマフラー、衣類など肌に触れやすい作品では、結び目の厚みが小さくても触ったときに気になることがあります。
特に細い糸で編んだ編み地や、透かし模様のように厚みが出にくい編み地では、結び目だけが目立つことがあります。
このようなときは、結び目を作る方法にこだわらず、結び目なしで新しい糸を編み込む方法へ替えると、表面の凹凸を抑えやすくなります。
結び目を使わない場合でも、継いだ直後の数目は編み目がゆるくなりやすいため、指先で糸の張りを整えながら編むと見た目が落ち着きます。
| 気になりやすい場面 | 考えやすい対応 |
|---|---|
| 肌に直接触れる部分 | 結び目なしの継ぎ方を選び、厚みを抑える |
| 透かし模様や細い糸の編み地 | 凹凸が出ないか、小さく編んで確認する |
| バッグの底や持ち手など | 見た目に加えて、引っ張られたときの安定感も確認する |
すでに結び目を作ったあとでゴロゴロ感に気づいたときは、無理に編み地の奥へ押し込まず、ほどける範囲まで戻して継ぎ方を見直すほうが仕上がりを整えやすいです。
継ぎ目が緩むときは糸端を長めに残して始末する
継ぎ目が緩む原因のひとつは、始末に使える糸端が短すぎて、編み地の中を十分に通せないことです。
糸を替えるときは、あとから始末する分を見込んで糸端を残しておくと、通す方向を変えながらなじませやすくなります。
目安としては、とじ針で数回通しても余裕がある長さを残し、切るのは始末が終わってからにします。
糸端を一方向へ長く通すだけでは、引っ張られた際に抜ける方向がそろいやすくなります。
編み目の流れに沿って通したあと、少しだけ方向を変えてもう一度通すと、糸端が編み地の中で落ち着きやすくなります。
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継いだ部分を軽く左右へ動かし、編み目だけが極端に広がらないか確認します。
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糸端を始末したあと、表側から引きつれや厚みが出ていないか見ます。
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余った糸端は、強く引っ張らずに編み地となじむ位置で切ります。
糸端を短く切りすぎると修正しにくくなるため、迷ったときは少し長めに残しておくと安心です。
太い糸や滑りやすい糸は小さな試し編みで確認する
太い糸は結び目や糸端の厚みが出やすく、滑りやすい素材の糸は継いだ部分の張りが変わりやすい傾向があります。
同じ継ぎ方でも糸によって見え方や手触りが異なるため、本番と同じ糸・同じ編み方で小さな試し編みを作ると判断しやすくなります。
試し編みでは、継ぎ目を作ったあとに編み地を軽く引っ張り、結び目が表へ出ないか、糸端が動かないかを確認します。
また、作品を使うときと近い状態で触れてみると、厚みや硬さが気になる位置を見つけやすくなります。
一度の確認で問題がなくても、編み地を少し動かしてから再度見ることで、継ぎ目の状態をより確かめやすくなります。
糸に合う継ぎ方と始末の長さを先に決めておけば、本体を編むときも迷いにくく、継ぎ目が自然になじんだ仕上がりを目指せます。
まとめ
この記事のポイントをまとめます。
- 糸替えは、編み目を完成させる最後の引き抜きで新しい糸を使うと自然になじみやすいです。
- 継ぎ目は平編みの端や輪編みの段の境目など、視線が集まりにくい位置に置くと目立ちにくくなります。
- 継ぎ方は、編み地の厚みや糸の素材、作品を使う場面に合わせて選ぶことが大切です。
- 結び目なしで重ねて編み込む方法は、編み地の凹凸を抑えたい作品に向いています。
- はた結びは結び目を小さくしたいとき、マジックノットは安定感を重視したいときに選びやすい方法です。
- 糸端は裏側で複数の編み目に通し、途中で方向を変えると収まりやすくなります。
- 色替えでは、それぞれの糸端を同じ色の編み地へ隠すと境目がすっきり見えます。
- 継ぎ目の飛び出しや緩みが気になるときは、余り糸で試してから本番に進むと安心です。
かぎ針編みの糸の継ぎ方は、結び目を完全に見えなくすることよりも、作品に合う位置と方法を選ぶことがきれいに見せる近道です。
最初は少し糸端が残ったり、継ぎ目が気になったりしても、裏側へ丁寧になじませれば仕上がりは整っていきます。
まずは小さな編み地で、重ねて編み込む方法や結び目を使う方法を試してみてください。
自分の編みやすい方法が見つかると、糸玉の終わりも色替えも、もっと気軽に楽しめるようになりますよ。

