【新幹線の番号と向き】座席の見方・進行方向の調べ方を完全解説!
新幹線の座席番号と向きの基本を知れば、快適な旅ができる!
新幹線での移動を快適にするには、「座席番号」と「進行方向(向き)」の基本を理解しておくことがとても重要です。なぜなら、同じ座席でも進行方向と反対向きに座ってしまうと、乗り物酔いをしやすくなったり、景色が楽しめなかったりするからです。また、座席の位置によっては窓側か通路側、車両の端や中央など、快適さに大きな違いが出てきます。
実は新幹線の座席番号には一定のルールがあり、どの座席が進行方向を向いているか、どちら側が窓側なのかを簡単に判断できます。さらに、号車の配置や列車の編成の特徴を知っておけば、ネット予約時にも前向きの座席や好みの位置を確実に選ぶことができるのです。
このような知識は、旅行初心者からビジネスマン、家族連れまで、あらゆる人にとって役立ちます。この記事では、「新幹線の座席番号と向き」に関する基本情報から、各新幹線路線(東海道・山陽・東北など)の具体的な例、予約時の注意点やFAQまで、わかりやすく丁寧に解説していきます。
この記事を読むことで、以下のようなメリットが得られます:
- ネット予約やみどりの窓口で迷わず座席を選べる
- 進行方向を向いた快適な席に座れる
- 車窓の景色を楽しみながら旅を満喫できる
- 家族や子ども連れでもスムーズに座席を確保できる
つまり、新幹線の「座席番号」と「向き」の基本さえ押さえれば、誰でも簡単に快適な移動を実現できるというわけです。次のセクションでは、なぜこの知識が必要なのか、その根拠を詳しく見ていきましょう。
なぜ新幹線の座席番号と向きを知るべきなのか?
快適な座席位置を確保するため
新幹線の移動時間は1時間から長ければ4時間以上に及ぶこともあります。そのため、座席の快適さが旅全体の満足度に大きく影響します。たとえば、景色を楽しみたい人は窓側の席が最適ですし、トイレや出口に近い方が安心という人も多いでしょう。また、足元が広い最前列や、座席が固定されていない回転シートを選ぶことでよりリラックスできます。
しかし、こうした座席の選び方は、「座席番号の見方」や「号車ごとの設備の違い」などの基本知識がないと難しいものです。適当に座席を選んでしまうと、進行方向と逆向きになってしまったり、窓がない列だったりする可能性もあります。だからこそ、座席番号と向きの基礎を知っておくことが重要なのです。
進行方向を向いた座席が好まれる理由
電車に乗るとき、多くの人が「進行方向を向いた座席」に座りたいと思うのではないでしょうか。進行方向と同じ向きの席に座ると、景色が流れるように見え、気分も安定します。特に長時間の移動では、進行方向に背を向けて座ると酔いやすくなるという人も少なくありません。
また、車窓からの風景を楽しむ旅の場合、進行方向の席の方が撮影や景色観察にも適しています。最近では鉄道ファンだけでなく、SNSでのシェアを楽しむ旅行者も増えており、「進行方向×窓側」の座席は特に人気です。そういった人気席を確実に確保するためにも、座席と進行方向の関係を理解することは大きな意味があります。
トラブルを避けるための予備知識
例えば、「A席は窓側だと思っていたら通路側だった」「進行方向のつもりで取った座席が実は逆向きだった」など、座席に関するトラブルはよくある話です。こうしたミスは、ちょっとした知識不足が原因で起こるものです。特に初めて新幹線を利用する人や、ネット予約に不慣れな人にとっては、座席の取り方一つでストレスが大きく変わります。
また、子ども連れの場合は座席がバラバラになると大変ですし、高齢者を連れているときは移動距離を最小限にしたいところです。そのためにも、どの号車がどの設備を持っていて、どの座席がどちら向きかを知っておくことが、安全でスムーズな移動に繋がります。
このように、新幹線の座席番号と向きについての知識は、「快適さ」「安心感」「トラブル回避」すべての面で重要な意味を持ちます。次の章では、こうした座席と進行方向の背景となる仕組みについて詳しく解説していきましょう。
新幹線の座席配置と進行方向の仕組み
号車の構成と配置パターン
新幹線には様々な車両編成が存在しますが、基本的には「1号車が東京寄り」または「1号車が新大阪寄り」といった配置が決まっています。例えば東海道新幹線(のぞみ・ひかり・こだま)の場合、東京駅を始点として1号車が先頭になります。一方、東北・北海道新幹線では、1号車が新青森・新函館北斗寄り(つまり北側)にあります。
この号車配置がわかっていれば、自分が乗る駅でどちら側が進行方向になるかが判断できます。そして号車によって自由席か指定席、グリーン車か普通車、さらに多目的トイレや荷物置き場の有無などが決まっているため、事前に自分に最適な車両を選ぶことが可能です。
車両の進行方向が決まる要素
新幹線の進行方向は、運行される区間と編成の方向によって決まります。多くの場合、新幹線は終点まで行ったあと、そのまま反対側の始発駅へ折り返します。つまり、行きは進行方向に向かって右側にA席、帰りは左側にA席となることもあります。
そのため、「東京→新大阪」と「新大阪→東京」では同じ座席番号でも進行方向が逆になることがあるのです。これは車両が回転せず、そのまま折り返し運行されるためです。一部の新幹線では、車両の向きを変えたり、座席を回転させる構造になっているものもありますが、多くの編成では固定式のため、乗車前に向きを確認する必要があります。
E系・N系など車種による違い
新幹線の車種によって、座席の配置や向きに違いがあります。例えば東北新幹線で使われる「E5系」や「E6系」は、普通車でもグリーン車並みの快適さがあり、座席の幅が広く、リクライニングも深めです。東海道新幹線の「N700S系」では、全席に電源コンセントがあるなどの特徴があります。
また、一部の新幹線では「回転式座席」を採用しており、出発前に進行方向に合わせて座席の向きを変えることができます。これにより、たとえ車両の向きが変わっても乗客は常に進行方向を向いて座ることが可能です。しかし、すべての座席が回転するわけではないため、自由席などでは進行方向に背を向けてしまうこともあります。
さらに、新幹線の窓の位置と座席の位置が完全に一致していないケースもあります。座席番号を見ただけでは、窓側なのに実際には柱に被ってしまうといったこともあるため、座席表やネットで事前に調べることをおすすめします。
このように、号車の配置、車両の向き、座席構造など、さまざまな要素が複雑に絡み合って「座席の向き」が決まっているのです。次のセクションでは、実際に東海道・山陽・東北新幹線など主要路線における座席番号と向きの具体例を詳しく見ていきましょう。
東海道・山陽・東北新幹線での座席番号と向きの見方
東海道新幹線の事例
東海道新幹線(東京〜新大阪間)では、「N700S系」や「N700A系」が使用されています。この路線では基本的に1号車が東京寄りに配置されており、新大阪方面へ向かう列車では1号車が先頭車両になります。座席の並びは普通車の場合、A・B・C・D・Eの5列で構成されており、以下のように配置されています:
窓側 | 通路側 | 通路 | 通路側 | 窓側 |
---|---|---|---|---|
A席 | B席 | C席 | D席/E席 |
東京→新大阪方面の場合:
- A席:進行方向左側・窓側
- E席:進行方向右側・窓側
つまり、窓側で進行方向を向きたいなら、東海道新幹線下り(東京→新大阪)ではA席またはE席が狙い目です。逆に新大阪→東京の上り列車では、座席の向きは変わらないものの進行方向が逆になるため、景色を楽しむなら選ぶ席が逆になります。
山陽新幹線の進行方向と座席番号
山陽新幹線(新大阪〜博多間)も、東海道新幹線と同様のN700系車両を使用しています。編成の向きも同様で、新大阪方面では1号車が東京寄り、博多行きでは1号車が先頭になります。座席の配置も東海道新幹線と同じで、A〜E席の5列構成です。
例えば、「のぞみ」や「みずほ」に乗車する場合、自由席は通常1〜3号車、指定席は4〜8号車、グリーン車は8〜10号車あたりに設定されています(列車によって変動あり)。
博多方面行き(西行き)で進行方向に向かいたい場合:
- 左側のA席は海沿い(瀬戸内海)を見ることができる
- 右側のE席は山側の景色を楽しめる
また、山陽新幹線は途中で進行方向が変わることはありませんので、座席の向きは乗車駅と進行方向から判断すれば問題ありません。
東北・北海道新幹線の特徴
東北新幹線(東京〜新青森)や北海道新幹線(新青森〜新函館北斗)では、「E5系」「E6系」「H5系」などの車両が運行されています。これらの車両も5列座席配置(A〜E席)ですが、一部車両(グランクラスなど)では横3列の特別な配列になっています。
東北新幹線では1号車が新青森寄りのため、東京から北上する列車では、1号車が後方になります。このため、進行方向に向いた窓側席を選ぶ場合:
- A席:進行方向右側・窓側
- E席:進行方向左側・窓側
この逆配置に注意しないと、「窓側にしたつもりが、逆の景色だった…」ということもあり得ます。また、東北新幹線はスピードが速く揺れも少ないですが、座席向きと進行方向が逆だと乗り心地に影響することがあります。
北海道新幹線区間では「H5系」が使用されており、基本的な座席配置や車両構成はE5系とほぼ同じです。ただし、寒冷地仕様で空調や防音に特徴があり、冬季の快適性も考慮されています。
いずれの新幹線も、座席の向きや配置を事前に調べることで、旅の質が大きく向上します。予約前にはJRの公式座席表や列車編成図などをチェックしておくと良いでしょう。
このように、路線によって進行方向や座席番号の配置に違いがあります。次の章では、進行方向と逆向きに座ってしまわないための具体的な注意点を紹介します。
逆向きに座ってしまうのを避けるには?
みどりの窓口やネット予約時の注意
新幹線の座席予約時に最も注意すべきなのが、「進行方向と座席の向きの確認」です。みどりの窓口でチケットを購入する場合は、「進行方向を向いた窓側の席にしてください」と係員に伝えることで、希望の座席を取ってもらいやすくなります。
一方、ネット予約(例:えきねっと、EX予約、スマートEXなど)では、自分で座席を選ぶケースが多いため、事前にどの席がどちら向きかを理解しておくことが必要です。多くの予約サイトでは、「座席表」を表示して任意の席を選べるようになっていますが、どちらが進行方向なのかまでは明記されていないこともあります。
そのため、列車の号車配置や、座席番号と進行方向の関係をあらかじめ調べてから選ぶようにしましょう。例えば、東京から新大阪に向かう「のぞみ」では、A席が左側の窓側、E席が右側の窓側になります。
自由席利用時のチェックポイント
指定席でなく自由席を利用する場合は、乗車前にホームで「この列車はどちらに向かって進むのか」をしっかり確認することが大切です。車両の先頭がどちらかを見れば進行方向は分かりますが、慣れていないと判断が難しいこともあるでしょう。
その場合は、駅の掲示板や電光表示をチェックしてください。「○号車が先頭です」「○号車が最後尾です」と書かれている情報から、列車の進行方向が分かります。それに基づいて、進行方向を向いた側の窓際の席に座ることで、逆向きになるリスクを減らせます。
また、自由席車両の中には座席が固定されているものもあります。座席が回転できない構造の場合、逆向きにしか座れないケースもあるので、乗車後に進行方向を確認し、必要に応じて空いている席に移動するのも一つの手段です。
変更・キャンセル時の座席確認
予約済みの新幹線を変更・キャンセルする場合も、座席の向きには注意が必要です。たとえば、急な予定変更で別の時間帯の新幹線に変更する際、「元の座席と同じ号車・座席番号を選んだから安心」と思っていても、列車の進行方向が違えば逆向きの席になる可能性があります。
特に、同じ区間でも列車によっては車両編成や進行方向が異なることがあります。例えば、ある列車ではA席が左側の窓側でも、別の列車では右側になることもあります。変更後の列車がどちら向きに運行するか、列車番号や編成表を調べて確認する習慣をつけましょう。
また、乗車直前で座席の変更をした場合、希望の向きの座席が空いていないこともあります。その場合、指定席であっても空席があれば移動できる可能性があるため、車掌に相談することも検討しましょう。
このように、逆向きの席に座ってしまわないためには、「予約時の確認」「ホームでの案内確認」「柔軟な対応」の3つがカギとなります。次のセクションでは、よくある疑問とその答えをまとめて紹介します。
よくある質問(FAQ)
新幹線の「A席」「E席」はどちら側?
「A席」と「E席」は、普通車での座席配置における窓側の席を指します。一般的に、以下のように配置されています(3列+2列構成の場合):
窓側 | 通路側 | 通路 | 通路側 | 窓側 |
---|---|---|---|---|
A席 | B席 | C席 | D/E席 |
ただし、「A席」と「E席」がどちら側に来るかは、進行方向によって変わります。
- 東海道新幹線・下り(東京→新大阪):A席が左側の窓側、E席が右側の窓側
- 上り(新大阪→東京):逆向きになるため、E席が左側、A席が右側
- 東北新幹線(東京→仙台・盛岡方面):A席が進行方向右側、E席が左側
旅行や出張で景色を楽しみたい場合は、進行方向と窓側の位置をセットで確認すると良いでしょう。
進行方向と号車の関係は?
新幹線の進行方向は、編成によって1号車がどちら側にあるかで判断します。以下は代表的な例です:
- 東海道・山陽新幹線:1号車は東京寄り(東向き)。つまり、東京→新大阪では1号車が先頭
- 東北・北海道新幹線:1号車は新青森・新函館北斗寄り(北向き)。東京から北上する列車では、1号車は最後尾
したがって、同じ座席番号でも列車の運行方向が異なれば、進行方向に対する座席の向きも変わってきます。号車案内板や時刻表アプリを使って、列車の向きを確認してから座席を選びましょう。
窓側・通路側の番号はどうやって見分ける?
新幹線の普通車は、「3列(ABC)+2列(DE)」の並びが基本です。これにより、以下のように判断できます:
- A席:3列側の窓側(多くの場合、左または右の端)
- B席:3列側の中央(中席)
- C席:3列側の通路側
- D席:2列側の通路側
- E席:2列側の窓側
グリーン車やグランクラスなどでは2列+2列や2列+1列の配置になることもあるため、予約サイトの座席図をよく確認しましょう。
前向きの座席を選ぶ確実な方法は?
進行方向を向いた座席を確実に選ぶためには、以下のポイントを押さえると安心です:
- 列車の編成図(号車の位置)を事前に確認する
- 進行方向がどちらなのかを乗車区間に応じてチェックする
- 座席選択画面で「進行方向を向いた窓側」を意識してAまたはE席を選ぶ
- 不安な場合はみどりの窓口で「進行方向に向いた席にしてください」と伝える
- 一部車両では座席が回転可能なので、乗車後に向きを変えることもできる
また、スマートフォンの鉄道アプリや座席配置図を見ながら予約すれば、視覚的に確認できるので安心です。
このように、よくある疑問を解消することで、新幹線の座席選びは格段に簡単になります。特に旅行の楽しさや出張の快適さを左右する「座席選び」だからこそ、基本を押さえておきたいですね。